真の動物福祉牧場を目指して

百年経ったら?

 そろそろ百年後の物語に入って行こうかと思うのですが、まずは身近なところから「百年経ったら」を考えてみます。

 まず、私は140歳になるので多分生きては居ないでしょう。
 平均寿命は伸びて行って100歳ぐらいになり、120歳まで生きる人も珍しくなくなるかも知れませんが、140歳となるともう空想の世界です。

 もしもそんな長生きする人類が現れるとしたら、それは世界の富のおよそ半分を握るとされる「1%」の中からでしょう。
 百年後の人口は100億に達するとされるので、単純に考えると1億人が「1%」に当たり、彼等の下で働く10億人(10%)に富を分配しますが、その他の89億人には「雀の涙」の富しか渡りません。

 この「格差」は百年経っても変わらない気がし、それでも「情報格差」は縮まって行くので、もし「1%」が140歳まで生きる様に成ったら大変な問題が生じるかと思います。

 実はもう、この「寿命格差」はアメリカで現実のモノと成っており、「1%」が優れた有機農法による「超ミネラル」の豊富な食物を摂っているのに対して、「89%」は除草剤と化学肥料で大量生産された作物を食べ、それらは栄養素が不足しているので若くして糖尿病やガンを発症してしまってます。

 「貧しき大衆」は当然「富める一握り」を憎む様になり、そうした対立が「銃大国アメリカ」を生んでしまっています。
 この点で日本はずっとマシと言え、昨日も渋沢栄一についての番組が放送され、「みんなが豊かに成らなければ意味がない!」と叫んだ彼の精神は受け継がれています。

 さて、では物語の舞台となるインドはどうでしょう?
 百年経ったらインドは間違いなく断トツの人口大国に成っており、これは今でも世界一なのですが、ますます増大すると思われます。
 それは「格差」も増大するコトを意味し、地球温暖化とも相まって大変な時代が来ると予想されるので、物語の題名は「Sun」が相応しいでしょう。
 
 次回からインドの物語に入りますが、章立ても副題もまだ決まっておりません。
 ぶっつけ本番で書いて行きますので、みなさまからのアドバイスを最大限活かせるかと思います。

 
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