真の動物福祉牧場を目指して

台風の目 Ⅲ

 今回は物語に入って、登場人物がみんな結集して「史上最大の葬儀」が行われている、2059年の「台風の目」ダラムサラーを描きます。

 その前に少し前置きをして、現実にダラムサラーで教育支援を行っているNPOの記事を載せます。
国を持たないチベット難民の若者に、世界へはばたき、リーダーとして平和を担う高等教育を〜NPO法人レインボーチルドレン | JAMMIN(ジャミン)

国を持たないチベット難民の若者に、世界へはばたき、リーダーとして平和を担う高等教育を〜NPO法人レインボーチルドレン | JAMMIN(ジャミン)

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 ここではダラムサラーの学校がみんな寄宿舎になっているコトが紹介され、そこで育った優秀な「難民の子」に高等教育を受けさせる支援を行っています。

 こうした教育支援は以前に、スイスが最も力を入れているコトを紹介し、「難民の子」はスイス国籍も取れて世界に羽ばたいております。
 日本もぜひ、多くのチベット難民の子供達を受け入れて、日本国籍を持たせて羽ばたかせられたら善いと思います。

 因みに「ダラムサラー」とはお寺に併設された宿のコトを指し、これは「法の家」とも呼ばれて、子供達が暮らす寄宿舎もこれに当たります。
 こんどダラムサラーを訪れる時は、ぜひともこの「法の家」に泊まってみたいモノです。

 物語では、台湾から訪れた「光復党」のメンバーはみんな、学校の寄宿舎に泊めて貰うコトにします。
 それはもちろん対価を払ってで、ビリオネアの楽須弥(ラクシュミー)はポケットマネーで100人の子供達が高等教育を受けられるよう支援します。

 出来れば、子供達の進路となる大学にも特別な根回しをしたく、台湾の大学に招かれたチベット難民の青年達には、中共と対峙して行く特別な運命を持つ若者として、多くの人の支援が集まるようにします。

 「光復党」のモンゴル支援プロジェクトのリーダーである八路和提(パールワティー)も、この「法の家」で特別な光を放つとします。
 彼女はボランティア教師として子供達の人気を集め、その「美の女神」としての存在は難民学校を一気に明るくします。

 彼女が教えるのは主に詩や文章で、ソルジェニーツィンの孫であるパールは子供達に、ペンの力が時には剣に勝って来たコトを教えます。
 そんな彼女の「女神のブログ」は相変わらず世界トップレベルの人気をキープし、パールの妹分である「戦いの女神カーリー」が生還したコトによって、それを讃える最も詩的な高揚感を持つブログが生まれます。

 パールの影響でブログを始めた徳流河(ドゥルーガ)も、今では「光復党」のブログを毎日更新しており、それは特に革命を目指す中国の若者達から熱狂的な支持を集めます。
 
 この3人の「女神のブログ」については、次回からそれぞれじっくり描いてみたいと思います。

 
 
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