シリーズの2回目では、いつもテーマの核心に迫って来ましたので、今回は「なぜ歪んだ支配者層は言論統制をするのか」を論じたいと思います。
まずはティピカル(あからさま)な例としてお隣「北」の支配者層を挙げますと、彼等が人民を洗脳して不当に飢えさせながらも、世界一幸福な生活が送れるのは将軍様のおかげだと信じ込ませているのは、そうするコトで自分達が優越感を持ってリッチに暮らせるからでしょう。
彼等はその支配権を正当化するタメに「民族の誇り」や「愛国心」といった言葉を多用しますが、それは反対派を抑えつける手段に過ぎず、実際には民族の誇りを貶めていて愛国心のカケラもありません。
これはロシアの支配者層についても言え、多くの良心的なロシア人の夢と希望と命を打ち砕き、ほぼ同民族のウクライナはもとより世界中の国々を敵に回しながら、自分達こそが真の愛国者だとのたまうのは精神を病んでいるとしか思えません。
しかしロシア人は逞しい精神の持ち主で、アレクサンダー・ソルジェニーツィンを生んだ言論の力が彼等には有るので、病んだ支配者による言論統制などは近い将来に必ず打ち破られると信じます。
さて、次に問題の核心である世界最大の独裁国家、中国の支配者層による言論統制に話を移しますが、これは非常に大掛かりで多くの人民が洗脳されているので、なかなか打ち砕くのは大変と言えます。
実際に香港の「言論の自由」は敗北してしまい、その戦いは今台湾に引き継がれています。 これには日本も参戦していて、その結果中国VISAが取りづらくなってしまいましたが、自由を求めて日本に移り住む中国人は増えているので、彼等を通して中国の民主革命を応援して行きたいと思います。
この革命は言論の力によって成されると信じるので、次回は言論の精華である文芸作品について語ろうと思います。