男女2人の名前をタイトルにした作品では「ロミオとジュリエット」が有名ですが、同じコンセプトでこの古典作品を超えるモノはまだ出ていないような気がします。
シェイクスピアの作品がそれ程の評価を得たのは、ロミオとジュリエットが非業の死を遂げたからで、それによって社会が目覚めて悪しき対立の時代に幕が下りました。
こうした「愛の奇跡」をわたしも描こうかと思い、ローラとアラムに愛の華を咲かせてから散って貰い、周りの若者達にも大いにその愛の影響を与えるとします。
アラム(亜良夢)のキャラクターはまだ描けていませんが、彼が沖縄の無人島で育ったアダムの子孫で、イブの子孫であるローラとは幼馴染だとしました。
2060年にアラムが北京の大学に留学している理由については、初めは黒人(ハーフ)の身体能力を活かしてバスケットボールのスポーツ留学生という案を練りました。
近未来の中国では今の香港と同様にスポーツ賭博が流行るかと思い、バスケはサッカーよりも激しく得点が動くので、昼間から公営の場外馬券場にタムロしている老人達の人気種目でした。(ちゃんとオッズも付く)
中国では漫画「スラムダンク」も人気があるので、アラムは赤城の様な身長191cmの無敵のセンターとして、中国バスセットボール界のスター選手になる為に来ていると想定しました。
しかし、日本に帰って来て色々と雑事に追われ、スマホの契約引継ぎすらまだ出来ずにブログが途切れている間に、アラムのキャラクターも日本人的に変化して行きました。
それは黒人ハーフの沖縄人として、アラムにはレゲエ-ミュージックをやって貰う方針になり、伝説的なエスニック-フュージョンのバンド「ネーネーズ」の向こうを張って、「ニーニーズ」のメイン-ボーカルを担います。
しかしこのバンドは鳴かず飛ばずで、アラムはよりメッセージ性の強い歌を作る為に海外へ旅立ちます。
その道として中国留学を選らんだのは、近未来の沖縄では日中間の政治的綱引きが強まり、中立国として琉球が独立するコトでその軋轢を緩和できるとする考えが支持され、その独立運動にアラムも参加しており、将来は政治家にもなろうかと思い清華大学の政治学部に留学します。
そんなアラムはローラが指揮する「中南海占拠」の革命運動に、初めは反対の姿勢を取ります。 それは余りに急激でリスキーなので、なるべく穏便な話し合いで解決する道を取るようローラを説得します。
この2人のやり取りは、次回に公開討論会として描きます。