アメリカでは販売者までもが罰せられ、フランス、ドイツなどでは既に販売禁止になっております。
この事を一番熱心に訴えているのはCOOP(生活共同組合)で、是非とも目を通して貰いたく思います。
上記のページではポストハーベスト(収穫し易いように枯らす)を一番の問題としておりますが、長年に渡って大量に撒かれている除草剤は、モンサント(メーカー)が言うように「すぐ分解されるから安全」ではなく、土中に残留し続けてる事が解明されています。
しかし日本は湿潤な雑草大国の為、除草剤ぬきで農業を営むのは実に大変で、その為に世界の趨勢を無視し続けている観があります。
前回、除草剤がヒトに生殖障害や発達障害を起こすと書きましたが、それについての研究が最近とうとう成されました。
これはコメントが必要ないほど詳しく研究されており、私が福祉の世界に入るキッカケになった自閉症児の急増と間違いなく関連してると思われます。
因みに農業の現場では毒性の強い方のグリホシネートが使われ、この除草剤は農協の資材店で組合員しか買えません。
それだけ危険なシロモノで、ちょっとでも飲んだらコロッと逝ってしまう劇薬です。
こんな資材を撒かなければならない農業に魅力を感じるのはムリがある気がし、農業高校が荒れるのはこうした劇薬に依存する農業を実地指導してるせいもある気がします。
この除草剤の問題は50年以上前から解決が求められており、Harbicide(除草剤)をDegradation(分解)する微生物資材の研究は実に多く成されています。
もちろんEMによるBiodegradationの研究も成されており、これはEM研究機構のホームページから以前はアクセス出来たのですが、ページがリニューアルされていてたどり着けませんでした。
この研究論文は私の上司が特に素晴らしいと持ち上げていたので是非とも紹介したく、昨晩徹夜で探したのですが見つけられませんでした。
上記のキーワードをGooglescholarで検索すると沢山それらしい論文は出て来て、どれも土壌の微生物活性(多様性)を高めるコトで分解力を高められるとしています。
EMは土壌の微生物活性を高める資材として最もメジャーで(アカデミックと現場で共に)、以前インドのEMパートナー企業(シッキム州の完全有機化を成し遂げた会社です)に行った時に元モンサント(潰れた)の職員だったインド人と会い、彼もEMによる除草剤対策の論文に感動して入社したと言っておりましたので、次回までになんとか掘り出して解決編を締めくくりたいと思います。