真の動物福祉牧場を目指して

草の詩

 最初から詩に入るのもナンなので、前置きとして私の詩のスタイルに言及します。
 それは「起承転結」を重視するスタイルで、私は「起承」だけで終わる詩にはあまり感心しないタチです。

 詩は「転」が肝心かと思い、「起承」と「結」は「転」を強調する為に平凡にするクセもあります。
 では早速「草の詩」に入られて貰い、解説も付けさせて貰います。

-- ワビとサビ 草こそ茶道の 本質や 利休は愛と 平和を説いたか --
 利休の言葉は「一期一会」などが現代に残っていますが、秀吉によって切腹させられました。それは恐らく、戦国時代に「愛と平和」を説いたからかと思われます。

-- 麻酔いに 浅き夢見し 若い日々 誰もがきっと 共鳴するかと -- 
 これは Qeen の「the night comes down」と同じ思いなのですが、言葉でそれを説明するのは一筋縄では行きません…

-- 説明は 出来ないけれど 愛かなと 儚き夢も いつか経(つな)がる --
 The Who の「I can't explain」を翻訳した詩です。「夢見る心」を喪わず、それを物語に経げられたら善いと思います。

-- キリストの 為にTeaをば 飲むべしと 歌ったキンクス 伝説となる --
 「Have a cappa tea」から取りました。バンドの名もキンクスぐらいに成ると詩に使えます。

-- 若者の サガを歌った トムウェイツ Tに罪なく 裸で踊れと --
 Tom Waits も詩になるアーティストです。まだ知らない方は是非この「T' ain't no sin」の入ってる「Black Rider」を聴いてみて下さい。

-- 嫉妬こそ 希望と絶望 つなぐ橋 緑の彼女は 透き通るよう --
 ピンク·フロイドの「Green is the color」から。草には自らを空しくして、他者を大いに羨望させる作用があります。

-- やわらかな 小さな世界 飛んでって 石の僕には 空が見方し --
 デビューアルバム「スピッツ」のオープニングナンバー「ニノウデの世界」から取りました。このアルバムはスピッツの最高傑作かと思います。

-- 風立ちて 景色は変わり すがすがし それを誰かと 分かち合えたら --
 シェリル·クロウの「Light in your eye」を訳しました。女性ならではの「共感の美学」が新鮮に響きます。

-- 息に入り どんどん深く 潜ってく 意識の底に 達して始まる --
 対照的に男らしいビートルズの「Tomorrow never knows」からです。男は孤高な境地を求めるモノです。

-- 深掘り(ディグ)す それが丈夫(ドゥート)の 心意気 全てをディグする 若きドゥートよ --
 David Bowie 若き日の「I dig everything」から。いくらなんでも全てをディグするのはやり過ぎで、彼は早逝しましたが「声」は残りました。
  
-- 退廃の 底で皆さん 生きていた そんなかつての 若者は今 --
 ボブ·ディラン「Desolation row」から。「退廃の底」は体験した人にしか知れませんが、そんなかつての若者達も今ではアメリカの主導権を握っています。

-- 草色の 60年代 弾け散り アトランティスには 凱歌とどろく --
 これはちょっと詰め込み過ぎで、ドノバンの「Atlantis」とスティーブン·キングの中編「アトランティスのハーツ」、そして Mr. Bigの「Green tinted '60s mindを掛け合わせました。

-- 春の草 ハイには成るけど 実らずに 焦る心も 冬越えには良し --
 Simon & Garfancl の「冬の散歩道」から。サイモンは今ではアメリカのオピニオンリーダーで、その影響力は大統領をも凌ぐ勢いです。

-- 夏の草 雨の日まったり カヤ曜日 長い人生 秋まで遊ぼう --
 一転してボブ·マーリーのユルい「Kaya」から。彼にはもっと長生きして欲しかったけれど、奥さんや息子、フォロワー達が彼の精神を引き継いでおります。

-- 若き日の 思い出の歌 甦る 自分の在るべき 場所を見つけて --
 締めの曲とした Pink Floyd の「wot's… uh the deal」は、大学のサークルで弾き語りしました。あの頃から倍の年齢に成りましたが、草は青春の心を甦らせてくれます。



 


 
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