YUKOMISOの両生類生活

へなちょこ裏山ボードとおさんぽ&つまみ食い日記

試練の後の極楽温泉付きテント場

2009年08月14日 | Weblog



船窪小屋から戻った日にいつもの山道具店ラッピーで次の山について話していたら山仲間のニッシーから祖母谷温泉往復を一泊でしようという話が出てきました。私達はかねてより三泊ぐらいで行きたいと話してましたが4日連続晴れそうな日程がなく今回は諦めていたのですが…。そんな事できるの~?なんて話をしているうちにだんだんその気になってきて行く事に。かなりの長丁場になりそうなので朝5時出発を約束して別れます。
集合場所は八方尾根スキー場の車で行ける最高地点黒菱。ゴンドラとリフトを使えばかなり高いところまで行けますが営業するのを待っていると遅くなるのでそこからスタート。今回は私達とニッシーとT井さん、そして唐松までご一緒するIWAさんの5人でにぎやかです。山スキーツアーでよくご一緒させてもらってましたが夏山は初めてかな?みんな強者揃いなので心配ですがとりあえず唐松を目指します。今回は両手ストックを採用。ボードで登る時と似た感じ。始めはなんとなく霧雨を感じていましたがリフト最上部まで来ると雲の上に出て素晴らしいお天気!木道歩きで海外ハイキングの写真に出てきそうな感じです。景色最高!八方池で休憩。逆さ白馬三山撮影してさらに登ります。






唐松山荘に9時前に到着。たくさんの登山客で賑わっていました。そこから祖母谷までの道のりが延々と続くのが見えます。歩いている人影はなし。気を引き締めて下り始め9時。
普段は見ない五竜などの裏側が見えておもしろい!始めは鎖場もあるスリル満点の道で、樹林帯に入ると根っ子や石に滑らないように気をつけながらどんどん高度を下げて行きます。2600Mから900Mまで降りる訳ですから下りばかり。前日の船窪からの下りの時の筋肉痛が痛み出して来ましたがストックにかなり助けられながらガンガン降ります。地図上で気になっていた餓鬼山が近づいてくる。せっかく1800M台まで降りたのにまた300M登るみたい。行ってみるとかなり険しい大きな山。この山の途中で初めて別の登山者に出会いました。男性2人と女性2人の2グループ。私達も含めてみんな餓鬼山にやられてます。この山頂で下山道の中間点。まだまだ先は長い。この先も苦労の連続。と長々と書きましたが祖母谷温泉が見えた時は涙が出るくらい嬉しかったです。



到着4時。ハードな11時間。よく頑張りました!早速ビールとお茶で乾杯!私達のペースに付き合ってくれてニッシー、T井さんありがとう!!





ここも夕食付きテント泊。今回は24時間温泉も付いてくる。テント場は川沿いの広々としたフラット地。温泉もすぐ!最終的に4張しか張らなかったのでのんびりムード。テント張って温泉入って美味しい夕食を食べて極楽極楽♪夜はテントサイトで星を見ながら明日の相談。私達は十分堪能したので黒部渓谷鉄道に乗る事に決定。残りの2人は同じ道は帰りたくないと言うことで清水岳~白馬~猿倉の道を選択。星を見ながら楽しい一時を過ごしました。寝る前にもう一度気持ちいい温泉に入って筋肉をほぐして早めに就寝。ほんと疲れた~。