昨日、今日と雨の日が続いています。
午前中、ジィジの定期健診について行き、待合室にいた時のこと、
うしろの席の70代後半とみられる男性が、しきりに自分の順番を気にしている。
看護師になんども「まだか～、あとどのくらいかかるか」と聞いている。
そのうちに、今度は看護師に家に電話をかけてくれと頼んでいた。
大声で話すので、話の内容まで周りに筒抜け状態である。
看護師が丁寧に応対しているのだが、本人は理解できないのか何度も同じことを繰り返す。
そこへ、やっと奥さんが迎えにこられた。今度は夫婦と看護師の会話が丸聞こえ！
「おとうさん！ガンなんだから更に治療しないとしょうがないでしょう！！
」
奥さんはとうとう、話をしようとしない男性に向かい大声を発した。
その声にまわりは、し～ん
みんな、事の成り行きに注目せざるをえない状況になってしまった。
ガンを宣告されて、パニックになったのか・・・とも思ったが、どうもそれだけではないらしい。
家族の方をまじえて話をしましょうと言われても、話し合う場にじっとしておれない状況の男性は、フラフラとひとりで、何処へ行くとも言わずにその場を離れてしまった。
残った奥さんは、看護師さんにお詫びを言い、周りの人達に頭をさげて
帰っていかれた。
それから、あのご夫婦はどうされたのだろう・・・
ちゃんと話し合いが出来たのかしら・・・
そこに居合わせただけの人だが、何とも気になる出来事だった。
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