8月10日のことになるが、兵庫県立美術館に怖い絵展をみに行って来た。
夏に怪談を聞いたりお化け屋敷に入ったりする習慣のある日本人。そのせいかいつもに比べて人の入りが多く初めて駐車場に車が止められなかった。
大体はスピーカーから流れる解説を買って回るのだが、旅行の一日前だったので時間に余裕がないと思い今回は詳しい解説なしで回った。
が結果的に良かったかもしれない。
怖い絵展にはいろいろな国のいろいろなジャンルからの作品が展示されていたが、
ほとんどの作品が人間の欲望や醜い心の怖さを描き出していた。
お化け屋敷のようなわーきゃースッキリしたというものではなく
その時代に想いを馳せると、どす黒いものに覆われて行く。
一枚や二枚ではなく、延々とどす黒テーマで攻めて来られるとさすがに心が疲れて行く。
美術館に友人と行くと、じっくり見たいはなのでいつも遅れて歩く形になる私。
今回は一人で行ったにもかかわらず、スピードアップして回った。
グッズも売っていたがどす黒いグッズを持って帰りたくはなかったので素通り。
そして時間もなかったのだが同館で同時開催していたブータン展をぜったいみようと思った。
入口で「ここはブータン展ですよ(ほんとにここでいいの?怖い絵展はあっちですけど)」とねんをおされた。まあ、
それくらいとても人は少なかったが、私は、怖い絵展のすぐあとで見てほんとうによかった。
ここでどす黒い闇を洗い流して爽快な気分で帰ることができたからだ。
(*´ω`*)
怖い絵展まだやっているが、作品に想いが入ってしまう人は要注意。
ブータン展はもう終わってしまったようなので
心を洗い流せるネタを用意してから見に行くことをおすすめする。
絵に入り込みすぎない人、歴史の1ページとして淡々と見れる人は、
有名な絵もかざってあり、何が怖いかの絵の見どころの説明もありで、
オススメの展覧会。