『NHK記者だ見た天皇皇后両陛下』を読んだ。前の天皇の在位中のこと。
本書の最後に、「天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ること・・・時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことも大切なことと考えてきました」とあった。天皇在位中のその姿にウソもない真心を思い出される。
翻って、(国民の半分以下の得票でしかない)国会議員から間接的に選ばれた首相が、何を勘違いしているか、平安時代の摂政関白藤原道長ごときに横暴極まりない国政を行っている。
この今道長は「桜を見る会」では道長でもしなかった国税を支出し、大勢の友人知人を大勢招き、握手をし、壇上では諸手を広げ、今太閤のように私利・私欲、「自公」党のための振る舞であった。
その不正を問うに、「耳を傾け」ずに、嘘八百を部下公務員につかせ、民意の真実を求め続ける声を馬耳東風、無視続けている。これまで実行した試しのない「丁寧な説明」の繰り返し。
天皇が目指した「国民の安寧と幸せ」からは乖離し、多くは「株価高」や「武力増強」に「金満家」のための策謀を継続している。田舎に行ってみればわかる、「普通の大勢の老人たちが集まり、あるいは子供らが屈託のないことで談笑」これが「安寧と幸せ」の根本である。そこでは貧困とかの差別もなく、皆平等感がある。
憲政史上「最長」は、いつなくなるのか。先の天皇の爪の垢ほども飲ませてやりたいものである。「天皇に首相任命、罷免の権がないのが残念」と違憲の思いが強く感じる。
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