斜めに

社会を斜めに見ると裏が見える?

『政治の衰退』を読んで(3)・・・日本の民主主義

2019-04-10 11:01:21 | 社会
下編で述べている。

・・・日本の市民社会は戦後の民主化後大きく成長した、。・・・、日本の市民社会が政治的目的を達成しようとする時の動員力は、他の民主主義諸国に比べて、まだまだ弱いままだ。
・・・強力なナショナリストである安倍晋三首相は1012年に首相の座に返り咲いたが、憲法第9条の改正を追求し、日本をより普通な主権国家に戻す意図を明らかにした。もしこれが成功すれば、戦後体制を特徴付けてきたものが、かなり変化することになろう。
 日本が示した、他のアジア諸国が踏襲すべきお手本はまだある。権威主義的統治者の道徳的な高潔さであり、・・・

また、こうも述べている。

 明治の元勲たちと同様、1950年代に日本を率いた岸信介や戦後に最盛期を迎えた通産省を指導した佐橋滋のような傲慢(ごうまん)であったし、一般市民の人権を軽んじ、権力を掌握することに執着した。・・・・

これら2冊の中で、血縁者、孫と子がここ以外にはなかった。なんと名誉なことか・・・
「道徳的な高潔さ』とは何か、まさか「忖度」のような「露骨な物言い様をしない事」なのか
変わらない傲慢さが目に余る。

民主主義を理解しない、従属的な政治家が多過ぎないだろうか

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