kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

大荒れの秋分

2024-09-22 18:50:57 | 日記
今日は秋分の日だけど

日本の真上にいる前線と台風14号から変わった熱帯低気圧の影響で

日本全国が暴風雨に襲われて大荒れ

特に能登半島では大地震の復興が十分じゃなかったところに線状降水帯がかかり

いくつもの川が氾濫して多くの方が再び被災し

大地震直後と同じような状況に陥った

自然の力は何ともしがたいとはいえ

なぜ同じ地域が何度も災害に襲われるのかと

本当に腹立たしい気持ちになる

被害に遭われた方々には

とにかく今はゆっくり休んで体力気力を取り戻して

みんなの力を借りながらまた復興の道を歩んでほしいと思う

さて今年は9月22日が秋分の日になったけど

これは太陽が秋分点を通過し、昼と夜の長さが同じになる日で

天文学に基づく国民の祝日というのは

世界的には珍しいそう

そしてこの日は昔は秋季皇霊祭と言って歴代天皇や皇族の霊を祭る儀式だったのが

昭和23年に先祖を敬い亡くなった人々をしのぶ日として秋分の日に改名され

国民の生活に深くかかわるようになったとのこと

だから国民にとっては割と新しい記念日(祝日)になるよう

そして秋分の日と言えば、お墓参りやおはぎ

秋のお彼岸が秋分の日を真ん中に計7日間となっていて

お彼岸自体は平安時代からあったそう

これは昼と夜の時間が同じことから、彼岸(あの世)と此岸(この世)が最も近くなるため

先祖への感謝の気持ちを表しやすいと考えられたからとのこと

今年は昨日まで猛暑続きで、お墓参りに行く自体気力も体力も必要だったけど

この先は気温が下がってくるので

残り3日間はお墓参りにはちょうどいいかも

そしておはぎ

これは小豆の赤い色が邪気を払う効果があるとして先祖に供えられた、という説もあるそう

お供えも大切だけど、食べるのもいいですよね

さて、おはぎという名前は萩の花が小豆の粒に似ているところから来ていて

春はぼたもち・・・牡丹の花が小豆の粒に似ているため、というのはご存じの方も多いと思うけど

じゃあ夏と冬はどう呼ぶ?

夏は夜船・・・おはぎは餅をつかずに作れるため、夜は船がいつ着いたかわからない=つき知らず、と掛けているそう

また冬は北窓・・・北の窓は月が見えない=月知らず=つき知らずという風に掛けてあるそう

ま、駄洒落みたいな話だけど

季節によって名前が変わるのは風流で素敵だと思う

大変な1日だったけど

ちょっとおはぎとお茶で一服するのもいいかと思う

秋分の日のお話でした



遊びに来てくださって、ありがとうございました
コメント
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