四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 13回目
平成26年12月21日 第八十番 白牛山 國分寺を参詣しました
741年聖武天皇は護国安泰の為に 全国に国分寺の建立を勧められ
四国では阿波の第15番 土佐の第29番 伊予の第59番
それぞれの国分寺は 行基菩薩の開創と言われています
讃岐の国分寺には 本尊の千手観世音菩薩を刻み 開創されたのが
始まりで 810~824年弘法大師がこの地を訪れ伽藍 本尊を補修し
霊場に定められ 天正年間長宗我部の兵火で 堂塔のほとんどを焼失
その後 讃岐の藩主 生駒氏や松平氏によって再興されています
国分寺境内図
仁王門
境内の全域が国の特別史蹟になっています
仁王門をくぐると正面本堂までの参道の両脇に 四国霊場の
本尊88体の石像が並び ミニ霊場巡り ができます
右手には創建当時 奈良時代の 七重塔の 礎石が17基があり
10m四方の大塔だったそうです
つづいて千体地蔵堂が建っています
つぎに 鐘楼 が建っています
鐘楼の梵鐘は 奈良時代末期の鋳造のもので 国の重要文化財です
長宗我部の戦火から難をのがれた 香川県最古の銅鐘で
梵鐘にまつわる2つの伝説が立札に説明されています
左手に 閻魔堂
地獄に堕ちるか 天国に行けるか 生前の行いにより
死後の世界の裁判官 閻魔大王が祀られています
閻魔堂の前に お迎え弁天さま
閻魔堂のちかくに 創建当時 奈良時代の 金堂跡の 礎石があります
金堂は 東西28m南北14mの大堂で 当時の壮麗な伽藍が偲ばれます
つづいて延命地蔵尊 へんろ大師の石像が祀られています
本堂前の 池 の中に お願い弁財天とその前に七福神像が並んでいます
手水場
仁王門から正面奥にどっしりとした 本堂 鎌倉中期に再建されたもので
長宗我部の兵火から難を逃れ 国の重要文化財です
ご本尊は行基菩薩作のケヤキの一木造りで十一面千手観世音菩薩
重要文化財で秘仏 内陣には前仏が祀られてます
ご真言 おん ばざらたらま きりく
千の慈悲の手と目を持ち一切の悩みから救い すべての願いを叶え
除病 、長寿、夫婦円満 安産などに ご利益があると言われています
本堂の右に春日大社
その右に福龍 竜の形をした枯れ木が 細長く横たわっています
大師が本尊の補修に使った霊木です
本堂から中門への参道脇に 縁結社
金箔を貼って願掛けをする願掛け金箔大師像 願掛け不動明王
周辺にはたくさんの石仏や縁起仏が祀られています
境内右手奥に大師堂の参拝殿への 中門 です
中門に入ると左手に 水子地蔵尊と供養のお地蔵さんがぐるりと並んでいます
鉄筋コンクリート製で白亜の多宝塔のような 大師堂 右の屋根は参拝殿
上段の大師堂を参拝殿内からお参りします
参拝殿内は売店があり 地下には千体地蔵も祀られています
大師堂で参拝を終え仁王門方向に向かうと
十三重の塔 と白蛇が住んでいたといわれる福松
見上げると黒い固まり 松の小枝が密集しています
ちかくに 毘沙門天が祀られている 毘沙門堂があります
単独で祀られる時は 毘沙門天とよばれ 商売繁盛 福徳のご利益があります
四天王の1人として多聞天と呼ばれ 北の方を守る神様でもあります
どうしてか? 北向き地蔵堂 中には14体のお地蔵さんが祀られています
本堂前に ご奉賛のお願い!がありました
副住職さんから再現される金剛界大日如来像下画 の説明がありました
木造等身大座像 台座 光背が含まれ 平成28年に開眼の予定
現在の 毘沙門堂に安置されるそうです
ご奉賛は1円から100万円以上 それぞれ金額に応じてご授与の内容が異なります
おしまい