四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 13回目
平成26年12月21日 第八十三番 神毫山 一宮寺を参詣しました
高松市郊外の田園風景の中にある一宮寺は701~704年 法相宗の高僧
義渕(ぎえん)によって開創され 法相宗の大宝院と称していました
その後 全国に一宮が建立され 讃岐一宮として 田村神社が建てられ 大宝院は
その神社の別当寺となり 別当職となった義渕僧正の弟子 行基が堂宇など修築し
この時寺号も一宮寺と改め その後806~810年 弘法大師が一宮寺を
訪れ 聖観音菩薩を刻んで本尊とされ 寺を真言宗とし霊場に定めたそうです
後に戦火によって堂宇など焼失 1679年高松藩主松平頼重公の再興の時に
田村神社と一宮寺に分けられたと伝わっています
一宮寺境内図
西門
駐車場からは西門から 境内へ行きます
西門から入ると 右手に菩薩堂
左手に水掛け不動尊
つづいて稲荷堂 があります
五穀豊穣 商売繁盛 除災開運の神様として信仰されています
本堂に向かって左手前に一宮御陵
大宝院供養塔として 田村神社の祭神が祀られています
孝霊天皇 百襲姫 吉備津彦命の三神の宝塔で
江戸時代 田村神社と分けられた時 神社から移されたそうです
手水場
薬師如来祠
薬師如来をお祀りしている小さな石の祠があります
祠の中に頭を入れると 地獄の釜の音が聞こえると言われ
心がけの悪い人は石の扉が閉まって頭が抜けなくなると伝えられています
仁王門から正面に本堂
ご本尊は 弘法大師の作 聖観世音菩薩は秘仏
ご真言 おんあろりきゃ そわか
御真言を唱えると この世で出会う どのような災害も 救って下さり
七難三毒が除かれるそうです
蓮の花をイメージした 般若心経の石碑
元総理大臣 岸 信介さんによる般若心経記念碑
高松市出身の政治家 福家俊一氏 が衆議院議員に最年少で当選
「今日あるのは 先生の山よりも高く 海よりも深いご指導の賜物」と
昭和60年に奉納されたものだそうです
護摩堂
本堂の右手に大師堂
地蔵堂
仁王門から入ると右に 観世音菩薩像 左に厄除け大師像
苦しい時「南無 観世音菩薩」 と3回唱えると どんな難関も乗り越えられるそうです
つづいて 庫裏 納経所
左に鐘楼
仁王門
バスツアー遍路は駐車場の関係で 仁王門をくぐらなことがあります
仁王門を探してパチリしました
一宮寺を最後に バスツアー巡拝第13回目の参詣は 打ち止めです
おしまい