筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

江戸時代の博多人形売り?

2014-01-11 22:35:47 | 人形
人形売り図

サアサア小共等こいこい
人形の安売りじゃ 安売りじゃ
天神様でも 西行様でも
神でも 仏でも
二本指でも 学者でも
グット値段引下げた
今じゃ今じゃ 彼岸ぶんの
半分値直しじゃ
どんど 買てかなひ

第65回白彫会新作展が福岡三越ギャラリーで開催中

2013-11-08 06:36:04 | 人形

博多人形師室井聖太郎氏のブログより
http://ningyousakka.blog.bbiq.jp/blog/2013/11/post-907a.html

博多人形の新作展が開催中!

第65回白彫会新作展
福岡三越9階 三越美術画廊
来週11日月曜日までの会期のようです。
最終日は5時で閉場となります。

白彫会は31名の博多人形作家からなる団体で
長らく11月に岩田屋で新作展を続けてきました。
基本的には作家一人が1品作と「玉手箱」と呼ばれる
1万円前後の小品のセットで出品しています。
干支の新作がお目見えするのも定番で、
1セット3,000円のおはじきも人気です。
今年のおはじきは「なつかしの小学校」。
小学校を連想させるモチーフがおはじきにあしらわれています。
おはじきの購入には整理券が配られる人気ぶりです。
また、集団製作は「なつかしい子供の遊び」で、
四季ごとに子どもの遊ぶ姿を群像で表現しています。


白彫会を立ち上げた多くのメンバーは鬼籍に入り
今は第2世代がこの活動の主体となっています。


肥後の畑人形

2013-09-30 23:04:03 | 人形

熊本市近郊では古くから畑で人形が出る、と言われて来たようです。
俗称「はたけ人形」。
千葉でも同じような話がありました。
江戸市中から「金肥」が船で千葉に運ばれ
畑に撒かれた結果、江戸の便所で落とされた様々な日用小物が
千葉の畑で出土することになったのだそうです。
素焼きの人形は4,5cm程度のいわゆる一文人形で、
その他はおはじきだったようです。
肥後城下では相当の土人形が消費されていたと思われます。

(写真は木の葉人形工房の古いおはじき)

2013博多祇園山笠02

2013-07-14 05:43:24 | 人形

中洲新川端の飾り山の見送りです。
長谷川法世原作の「博多っ子純情」が採用されています。
ヤマには表と見送りが表裏でセットとなり
表は軍記や記紀などから取材したお堅い内容が選ばれ、
見送りは今昔物語からマンガまで幅広く子どもにも好かれる
やわものを扱うことが多いようです。豪軟でセットという形です。

ここでは表のテーマは黒田長政、如水親子の内容となっています。