筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

古代東アジアの交通遺跡

2009-08-14 15:04:00 | 日記

愛媛大学にて古代東アジアにおける交通遺跡と出土資料
というタイトルで研究会が開かれるようです。
中国甘粛省では近年古代道路とその関連遺跡の調査が
大々的に報じられているようです。
秦の直道として知られる中央集権国家の象徴としての
古代道路が注目されだしたようです。
日本では元国学院大学教授木下良一先生を中心に
1980年代後半頃に発見が相次いだ古代官道の研究が
古代交通研究会の名称で約20年間続いていました。
国内ではその関係の図書が複数の研究者によって刊行され、
ネタも出しつくした感のある状況で
研究会も求心力を失って活動に一旦終止符を打ったところでした。
(その成果は八木書房から電子版も含め頒布中)
国内の研究者にとっては活動再開のきっかけになりそうな動きです。