福岡三越 9階=美術画廊にて「第66回 白彫会 博多人形新作展」が開催中です。
毎年この時期におこなわれてきた晩秋の博多の風物詩です。
27人の作家の新作と「玉手箱」と呼ばれる小品、一品作、干支人形がならんでいます。
作風が安定している作家、試作を出品した作家、衣装人形を出品した作家と様々です。
売れ筋はお雛様のようで、複数の作家が出品しています。
家庭の中で人形が飾られるスペースが無くなっていく中で
雛だけは飾る気風が残されているようです。
今日は60のお祝いに自分のためにお雛さんを買うご婦人がおられました。
なるほど・・・
若手の作品はテーストが概してフィギュアー化しています。
(この場合のフィギュアーは玩具に近いニュアンス)
作家協会の作品展でも同じような傾向でした。
ここ数年で加速化しているようです。
業種として生き残る一つの道なのかもしれませんが、
土に依る造形の必然性はより後退する結果になるのかもしれません。
博多おはじきも限定400個が3,000円で販売されています。
今年は「笑福祝はじき」となっています。
会期は明日17時までです。