型は石膏を流して作ります。
型の枠には人形よりふた回りほど大きな
お菓子などの空箱を用意します。
原体を固定する粘土もひと固まり必要です。
型枠の中に粘土を敷き
原体の半分を粘土に押し当てます。
型には「抜け勾配」の配慮が必要です。
前後2枚の型できれいに抜けなければならず、
頭、肩、足などは造形の前後の境を
丹念に探してそこまで人形の角度を調整し、
あるいは粘土を盛り足して分割線どおりに調整します。
粘土の面は型にした時に合わせやすいように
わざと凹凸を作ってやります。
そして流した石膏が剥離しやすいように
面全体をヘラや筆で均します。