筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

第61回新作博多人形展

2010-05-31 21:26:39 | 日記

第61回新作博多人形展
第40回博多人形与一賞展
特別展示「大宰府ゆかりの小倉百人一首の歌人たち」展

会場;大丸福岡天神店 本館8階 特別会場
会期;平成22年6月2日水曜日~6月7日月曜日
時間;10:00~20:00(最終日のみ17:00まで)
※入場無料

今宿人形の鬼若丸

2010-05-26 21:24:11 | 日記

福岡今宿人形の大橋重雄作の鬼若丸です。
酒田のものと比較すると型がシャープなことがわかりますが、
驚くことに衣の車輪文など柄が同じです。
中ノ子オリジナルの彩色を正確に模しているのでしょう。
原型は恐らく明治のものと考えられますが、
今宿では昭和40年代までは確実に作られていました。
(拠「竹とんぼ」89号)
博多の影響が東北まで及んでいたことを
再認識できた作例との邂逅でした。

酒田人形の中ノ子型

2010-05-25 22:46:20 | 日記

最近、土人形研究の大先輩のコレクションを拝見していくつか驚いたことがあります。
各地の作品の中に、明らかに博多系の土人形が混じっているのは周知のことですが、
山形県の酒田人形にかなり出来の良い中ノ子を見ることができます。
これは昭和38年まで存命であった酒田の人形師大石重助氏の手になるものだそうで、
昭和初期のものとされています。
(また、これとは別に大正十年銘の墨書が入った「鬼若丸」もあすようです。)
これとそっくりな作品を見た記憶がよみがえってきました。