皿山1丁目の山王神社の隣にかつてあった西花畑公民館に
野間焼のコレクションがありました。
92年の時点では徳利(染付磁器)、土瓶、行平、瓶子、土釜、駅売り茶瓶(徳利型)
などが写真に写っています。
駅売り土瓶は徳利の形をしていて、肩の部分に紐穴のあいた耳が付いており、
お猪口がセットになっています。
黄灰褐色の素地に透明の釉薬が掛けられています。
2009年更新の福岡市のHPにはカラーでひとつひとつの製品が紹介されています。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/minamiku/k-shinko/charm-event/minamijouhouhassinntai/nisihanahata/nishihanahata-nomayaki.html
明治時代のものと比べると、山水土瓶などは小型化して
絵柄も簡略化され後退している感がありますが、様式は
しっかり受け継がれています。
昭和の段階で作られていた野間焼の概要が知られます。