筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

破損した三好系人形の修復5

2011-05-29 22:12:07 | 人形

接合は最終的に上下であわせることとして
表面を優先して仕上げていきます。


先にセメダインでつないだ個所も
本体に継いだ裏側から不織布の補強材を充て
角度を調整しながら組み上げていきます。


石膏が乾かないうちに仮に上下で合わせてみます。
かならず歪みが来ていて合わないようになっています。
(この製品は焼成されていないために、割れて砕けた破片が
時間が経つうちに湿気を吸ってしまい、
それぞれの破片一つ一つの持つ曲面が広がって
平面化してしまって接合すると大きく歪みがありました。)

石膏が柔らかいうちに接合できる形状に修正し、
半乾きの状態で上下を接合します。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。