「鬼すべ」は太宰府天満宮門前の上3町、下3町の町内が催行の主体となっています。
五条と新町では松明の役が代々引き継がれてきました。
8時頃までにお宮から下された火が松明に移され
お神酒で気合いの入った参加者たちによって
いよいよ町内を出発します。
新町の通りを上り、大町の角を過ぎると
松明の隊列は大きく左右に振られ、
振られるごとに火の粉が参道に跳びはねます。
いつ頃から「鬼やらい」の祭事に周辺町内が参加する形になったのかは明らかではありませんが、
江戸の終り頃からは門前と一体になっていたようで、炎が町から境内に運び込まれる形が、
まち総出の祭りであることを演出しています。