2015年後期朝ドラ『あさが来た』で登場した五代友厚(演:ディーンフジオカ)。
名だたる俳優がそろってるその中でも頭一つ飛びぬけた存在感でした。
というわけで、やってみた。
勝手に五代まとめ完全版。
※自己満溢れかえるエントリとなっております。
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【 大阪経済の父・五代友厚の名言】
「達者で生きったもんせ。世の中はこいから大きく変わっで」
「名なら五代才助じゃ、覚えとけ」
大阪の街で再会したあさに。[3週その1]
「ひとりの日本人になったとでごわす」
「日本人に?!」
大政奉還を控え、大久保一蔵と語り合う。[4週]
「その罪滅ぼしのためにここにいるのだ」
大阪経済が混乱する中で、寄合所にて御一新の犠牲になった人々のためにここにいる、と。[5週]
「お金は使う人や使い方でなんぼでも価値が変わる」
「金にもなればゴミにも毒薬にかてなる」
今井家にて、金融を語る。
幕末から明治の過渡期に貨幣に関してこれだけ言えるのは、留学経験のある五代友厚ならでは。[8週]
「加野屋にはあなたというファーストペンギンがいてた。恐れを見せず、前を歩む者が」
「最初にチャレンジする者には必ずリスクがある」
あさにファーストペンギンの絵を見せて励ますシーン。[9週その2]
アジア圏で活躍し、逆輸入されたマルチリンガル俳優・ディーンフジオカさんの言葉だと思うと、グッッッッときます。
五代友厚役をディーンさんが演じたってのは大きいなと。
「後世に何を残せるかだけです」
出産を控えたあさへ託した言葉。
この言葉は後にあさの後半生に大きな影響を与えることになります。[11週その1]
「人の上に立つ者は時に非情にならねばならんこともある」
「偽善者ではあかんということです」
あさに経営の厳しさ、冷酷さを教える五代友厚。
大久保利通へ宛てた手紙の手を止めて、砂時計をひっくり返す五代友厚。
明治10年、西南戦争。[12週その1]
サトシ問題が解決し、7代目加野屋久右衛門が亡くなりました。
正吉の葬儀に和装で駆けつけた和装の五代友厚。[12週その2]
「あなたこそこれからや!」
もう西郷隆盛のことは友とは呼ぶことができない大久保利通に対して。[13週その1]
「そのころには日本はどげん国になってるんでしょうか」
明治10年に、20年後の日本を語るふたり。その未来を見ることが叶わなかったふたり。
「私は…友を守りきれなかった」
全身で涙を堪えてる薩摩泣き。大久保の執念が五代に乗り移ったよう。[13週その2]
「諦めたらあかん」
かねてから揉めている銀行案件について、あさたちに今は難しいけれど諦めるな、と。
「次は仕事やのうて遊びに来るからな」
「きっとな!」
あさの娘、千代へ。[15週その1]
「こない日本中の人気者になってしまうやなんてなあ」
開拓使官有物払い下げ事件が発覚して。
「生涯を懸けてこの町の繁栄のために尽くします!」
払い下げ事件について大阪商人たちに釈明。
あさや新次郎、榮三郎らの助けもあって、この言葉。
この後、五代さんは大阪の発展に力を尽くすことに。
しかしその生涯はもう長くない。[15週その2]
「もし私が死んだかて五代が作った大阪は残ります」
「我々はいつもそないな仕事をせなあきません」
体調を悪くしながらも、転んでいる暇はないと奮闘する五代。
あさに呼び止められてこの言葉。[16週その1]
「みんなで一緒に作った大阪が残ればそれでいいんです」
やってきた新次郎に。
その先100年以上残り、上野の桜にも負けない見事な大阪の宝物・造幣局の通り抜けを残した。
「確かに歴史を変えてきたのは武士だったかもしれない。そやけどそれを影で支えてきたのは、いつの時代も商人だったんです」
新次郎に促されやってきたあさに商人の力を説く。
「最期まで、私は、この国の未来のために命を懸けたい」
この後、『あさが来た』における五代友厚は東京で療養生活を送ります。[16週その2]
「東の渋沢、西の五代」と名前は知られながらも、その功績は渋沢栄一ほど有名なものではありませんでした。
しかし『大阪近代経済の父』が「後世に残したもの」はあまりに大きい。
それはまさに大阪の大恩人であり、道を照らす人だったのでしょう。
っと、なんだか真面目になってしまいましたが本題はここからです。
『あさが来た』における五代友厚の魅力、それはハイスペック妖精インターナショナルストーカーどMトンチキ乱れ髪なのです。
それがこちら。
【 ポジティブ妖精・五代くんの迷場面】
幕末なう。明治うぃる。
懐かしのちょんまげ五代さん。まだ才助です。
街中で子あさとぶつかって持っていたピストルを落としてしまい……おっとこの先はあかんやつだ。
(→1週)
「でぃああさ。おいのことを覚えておいもんそかい?」
英国に留学中の五代さんから、グラバーを通じてあさにお手紙が届いたのだけれど。
唐突の「でぃあ」と、ガッチガチの薩摩方言に「?!」となった日でした。
(→2週)
「やっとこさ会えたな」
「ほーう、ビューティフルレディーになったと思たどん。」
留学から帰ってきた五代さんが偶然あさと再会。
改めてこれをきっかけに、五代友厚があさにとっての道標的な存在になります。
いや待て、偶然なのか?本当に偶然なのか?
(→3週(その1))
「運命としか言いようがありませんな。ハハ!」
なぜあさを知っているのかとあさの旦那・新次郎に聞かれて『運命』と答えちゃう五代くん。
人妻のその旦那様に何言ってるのwww
(→4週)
「ビックなトランザクションができるようにせんとあきません。それにはまずカンパニーや」
ルー五代、本格始動。
(ナイス過ぎる字幕芸)
「ワンダフル」
ビューティホーなレディーになったあさに「くそくらえ」と言われて「ワンダフル」って、なんなの?ドMなの?
(このあたりからTwitterでいじられはじめる)
(→5週)
「はい!あいもす!」
ひげみち(このときのひげすごい)に「大阪に面白いことでもあるのか?女か?」と聞かれて、自信満々に。
五代くん、あんたって人は。
「ラブの話をしましょう」
2人で会ってもいつも仕事の話ばかり。
そんなことよりたまには恋の話でも…と思ってふってみたら、ラブの意味も通じなかったし、あさちゃん激怒しちゃうし。
「ダメ男でもそんな旦那様のことが大好きなんです!余計なこと言わんでください!このトンチキ!」みたいなことを言われても。
全然効いてない鋼の心臓。
「あささんやったら、きっとやれる
すったもんだの末に炭坑に向かうことを決めたあさ。
その見送りにやってきた五代はあさにピストルを渡してこの一言。
(→6週)
あさは炭坑で奮闘中。
で、五代さんがやってきたのははつ姉ちゃんの仮住まい。
惣兵衛を探すのを手伝うと告げて、名前だけ名詞を渡して去っていくのですが…
はつ姉ちゃんの「怪しい人だ」目線がひでえwww
「なぜあんな男のことを…」
そんなこと言わないの!!
(→7週)
あさの祖父・忠政が亡くなりました。
看取りの感動回…そのラスト3秒、「きちゃった」な五代さん。
好いたおなごを外堀から固めていき、ついには実家の父ちゃんを攻め入るという荒業を成し遂げた。
「エクセレント!さすがあささんや!」
ちなみにこのとき、五代さんが訪問中に新次郎と正吉が今井家を訪れます。
「おまえなんでここにおるん?」と新次郎と五代さんのパチパチも見ものでした。
新次郎「ピストルありがとう、でもうちの嫁に危ないもん持たせやがってふざけんな。」
五代くん「おまえがあてになんねえからだろうがよ」
とは言っていませんが、これもまた藍之助をあやしながらみているおはつさんの目線が完全に不審者を見ている目線www
(→8週)
「私がハズバンドやったらあなたにこんな肩身の狭い思いはさせない!」
どこのプロ片思い師、あるいは脳内ハズバンドかと。
「何も生えてなんか」
「男勝りしすぎてヒゲでも生えてきそう」とからかわれるあさにこの一言。
いや間違ってないんだけど。
他の旦那衆の励まし方が上手すぎるので、五代さんの「生えてる生えてないの問題じゃないよ感」が際立った瞬間。
後ろ姿で分かる人たち。
(→9週その1)
「グッドモーニング」
過労で疲れて眠るあさはまどろみにまみれ、そこにやってきて寝顔を眺めていたのが五代くん。
ペンギンの絵を見せて馬で去るって。
あんたもうどこの妖精さんよ。
怪しんでみているカズさんひどいwww
(→9週その2)
「ワオ」
「クワイエット!プリーズ!」
五代くんの祝言じゃねえって。
いや八代目加野屋久右衛門襲名披露の最賓客だからってのはわかってるんだけど。
なんだろう、おっかけのファンがコンサートで一番いい席とったみたいな。
(→10週その1)
「……で、お話とは」
どんなに艶っぽいお師匠さんでもあさじゃないとなびかない。
あさには「仕事の話もいいけどラブの話をしよう」って言って散々な目にあったくせに。
美和さんには「いいから仕事の話」って。
(でも後々美和さんのパトロンになった模様)
(→10週その2)
「しかしなぁ。あなたが母親になるなんてな」
新次郎たちが出かけてる隙に加野屋にやってきた五代くん。
新次郎、榮三郎、雁助の散切り頭が披露された週でしたが、このとき五代くんも髪型を変えてます。
(→11週その1)
加野炭坑で落盤事故発生。
一刻も早く駆けつけたいあさのいる加野屋にやってきたのは。
タイミングよろしいなあ!
さらに、事故は事件の可能性があると名探偵五代くん。
それでもあさは誰かを責めたくない、と犯人捜しはしないと言います。
「You, one in a million.」
「これは一つ貸しですわ。そのうち大阪で返してもらいます」
「ほなグッバイ」
だから!英語が!流暢過ぎる!!
(→11週その2)
サトシ問題が解決し、7代目加野屋久右衛門が亡くなりました。
正吉の葬儀に和装で駆けつけた五代さんはかっこいいのですが…。
「他のみなさん元気ですか」と新次郎に尋ねたら。
「ほかの皆さん言うても……五代様が気にしたはりますのはきっとあさのことだすわな」
と返されてしまい、この顔↓。
五代くんと新次郎が、青い火花を散らし合ってる距離感が絶妙。
どちらも人好きのする人たらしたちが、見合って見合って変化球を投げ合っているような。
新次郎のドヤ顔がひどいwww
(→12週その2)
13週『東京物語』は全体的にわっしょい五代さんウィークでした。
目の前で新次郎とあさにイチャこかれてイラっ。
秘書の三坂さんに八つ当たりしちゃう五代くん。
「Exactly!ご明察や!さすがあささんや!」
実力行使に出た五代くん、突然のシェイクハンド。
(この直後、新次郎にどつかれました。)
そしてやってきました東京。
あさとうめは、福沢諭吉とばったり会ったり、銀ブラしてから五代くんちに向かったのですが。
着いた瞬間現れたよ、この人。
やけに遅いもんだから、
「あささん遅いあささん遅いあささん遅いあささん来ないよどうしたのあささん遅いあささんあささん」
って玄関あたりでウロウロしてて、ちらちら覗いてたんだな。
ボタンの外しかげんと、袖のまくり加減がな。
五代は女好きと口が滑りそうになった大久保利通への「おまえそれ絶対言うなよ」っていう笑顔がな。
あさちゃんをガン見してるあたり、相当テンションあがってんだろうな。
(→13週その1)
その後、ひげみちと飲みながら。
日本の話で盛り上がる九州男児(ここはかっこいい)なのですが。
五代くん、それはなんだい?チェリーの残りかすかい?
あさちゃんのものか、うめさんのものか以下略
とふざけていた翌日、紀尾井坂の変が起こりました。
盟友・大久保利通の死に落ちこむ五代くん。
そこに知らせを聞きつけたあさがやってきて……
前髪が乱れたときの破壊力凄まじく。
クリスマスの衝撃。
五代がぶり寄る。
このときあさは投げるのか投げないのかと問題になりましたが、まあ無事に投げられずに済みました。
なんのかんのあってあさが酔いつぶれて。
その寝顔を見ながら。(また寝顔か!)
「でも君はもう一番出会うべき人にもうすでに出会っている」
心の下手投げを食らった五代くん。相変わらず本音はインイングリッシュ。
(→13週その2
明けましておめでとう五代くん。
てなわけで早速あさちゃんに「ごめん」って。
「そやけどあの日はどうにも気持ちをコントロールできへんかった」
えっ?いつもコントロールしてたの?とざわつくTL。
「ぼんくら亭主だと思ってたのに」
ひどいww訳し方がひどいwww
「私もこう夜になると時々気持ちのコントロールが──」
議題、コントロールとは。
あさに「おい五代、ふざけんな櫓落としすんぞ」と睨みをきかされてるけど、「ごめんね」ってまた英語なのが全くこの人は…!!
(→14週)
トモちゃんシンちゃん、爆誕の瞬間
あさの一人娘・千代も五代さんがお気に入り。
「五代さんや!」となついている様子。
(ここ、後に回収されます)
「千代ちゃん逃げてええ!!!」
「知らない人からお菓子もらっちゃいけません!」
「若紫……」
この時点では阿鼻叫喚www
「手に負えないものほどつい追い求めとうなる。それが男というもの。」
三坂くんが「えっなになに?いきなり何の話してんの( ゜д゜)」という顔。
プロマイド写真や名前を出すのではなく、あえて「あささんはファーストペンギンだ」と喩えたペンギンさん。
そのあかんとこを触るのが、プロのポジティブイケメンハイスペックとんちきストーカー。
明治14年7月、開拓史官有物払い下げ事件のすっぱ抜き。
つか誰だよ、ディーン五代さんの似顔絵やるべって提案したスタッフww
シリアスシーンなのにwww
(→15週その1)
(→15週その2)
16.
払い下げ事件が落ち着いたあと、迫る五代くんのXデー。
こんなアルマゲドン演出!!!!
一級フラグ建築士!!
ところでシンちゃん、新会社の社長を任されることになりました。
自由の翼をもがれプンスコしながら巾着ブンブンして、トモちゃんのところに向かった先には……
「五代さん!ど…どこが痛い?!五代さん!しっかりして!!」
とりあえず三坂さんは落ち着こう?
視聴者の五代ロスより、三坂さんの五代ロスが心配になった瞬間。
(→16週その1)
そして五代くんは旅立ちます。
楽しそうなラストカットだなあ!!(涙
(16週その2)
【五代死すとも】
わりとちょくちょく登場します。
へえさんが語る五代さん。(→17週)
美和さん、パトロン五代を明かす。(→18週)
ネクストレベルをゆくトンチキ・ふやけたワカメが爆誕。(→19週)
また!英語をしゃべる!怪しい男!!(→20週その1)
三途の川をさまようあさに渾身のギャグをかます妖精さんですが。
9割9分を忠政じいちゃんがかっさらっていきます。(→21週)
そして現る第3のトンチキ。(→21週)
さちさんが伝える真実、千代の初恋は五代様。
新次郎の悔しがり方ハンパなく。(→24週)
砂が全部落ち切った砂時計。思い出すのは五代友厚の砂時計。(→25週)
以上、五代友厚/五代くんの名言迷言集・完全版でした。
前半から中盤にかけての視聴率を牽引した登場人物のひとり。
ご本人モデル五代友厚関連番組も多く組まれ、演じたディーンさんもブレイク。
てなわけで経世済民シリーズ待ってますよ。
的確なツッコミがツボにはまりすぎです。
これからも楽しみにしてます。