3月4日 18:00
「ちょっと出かけてくるね」
「どこに?」
「新潟」
「いつからいつまで」
「今日の夜から火曜日まで」
『ちょっとそこまで』はいつもの常套手段。
いつものジーンズにワンスター。
白いコートに赤いカバン。
化粧水、めがね、カメラ、ブサイク(ニモ)。
いつもの学校かバイトに行くような格好で家を出た。
22:00
玄関でスニーカーをトントンしていた私をお父さんが呼び止めた。
「お金あるのか」
「多少は」
「お小遣いやるから」
──日曜日、北斗で大負けしたんじゃないの。
「いいよ。おろしてきたし」
「いいから、持ちなさい。うまいものでも食べてきなさい」
いつもなら『きちんとしたところに泊まりなさい』の父。
ファミレスや駅のベンチで夜を明かす娘だからしかたないけど。
『うまいものでも食べてきなさい』だって。
駅で電車を待ちながら、父の言葉を反芻していた。
長野駅から新幹線で帰った私を優しくむかえてくれた父。
優しく送り出す父。
あの点々の光。
駅の階段をかけあがったせいかな、この心臓の高鳴り。
駆けあがったからかな。
緊張してるのかな。怖いのかな。
一人旅が怖くないわけじゃない。
また夕暮れの魔法にかかるんじゃないかって思うと、所持金を多めに持ってしまう。
家に帰りたくなったらすぐに帰るために。
──最悪盛岡から東京まで新幹線で帰れるように。
怖いけど、見たい何かがある。
向かいの下り線のホームに列車が滑り込んでいた。
湘南新宿ライン高崎行き。
渋谷や新宿で拾ってきた酔い客が家路を急いでいる。
私がいた。
飲み過ぎてフラフラになって。
起こりもしない奇跡を信じ疲れて。
人生悟ったふりをして。
いつもの私。
世界は広いはずだ。
私なんかに広さを悟らせないはずだ。
頭にケツメイシを流しこむ。
――まだ見たことない未来で勇敢に戦う俺がいる。
大丈夫。
大丈夫だよ。
なんてことない日常のワンシーン。
人が見れば鼻で笑うワンシーン。
長野駅で流した涙がよみがえる。
ホームの向こうに光がみえる。
家庭の光。
あの下には暖かさがある。
帰る。
一回り大きくなって帰る。
暖かい女になって帰る。
今可能性の塊になった。
3月5日 4:00
ムーンライトえちごが新潟に到着した。
153cmっていう身長はこういうとき便利だと実感する。
座席二つを使って横になれる。
足も短いから折り曲げても苦じゃない。
少し泣いたせいか、とてもよく眠れた。
大げさな音をたてて、電車が止まる。
手動のドアを慣れた手つきで開き、向かいに停車していた羽越本線に乗り込む。
寝覚めの体に新潟の寒さがつきささる。
ガタンガタン。
2両編成の羽越線が村上に向かって走り出す。
最高尾の車両が私と車掌だけになったとたん、車内が急に暖かく感じた。
襲いかかる眠気。
「――は村上に停車しま――」
ヘッドホンの向こうに車掌の低い声が聞こえた。
――乗り過ごしたか。
坂町駅で降りたかった。その坂町駅は後方に遠ざかっていく。
――やっちまったか。
多分大丈夫だろう。
坂町での乗り換え待ちは1時間。
村上から折り返し電車に乗れば、ちょうどいいくらいだ。
ふんぞり帰って車窓を眺める。
世界がゆっくりと明るくなっていく。
黒から白へ。
夜明けの地平線。
「終点村上です」
地方の朝に人はいない。
朝ご飯をと思っても駅前にコンビニがあるわけもない。
白い山と畑が見えるだけだ。
似合わない明るい光の自販機。
朝食代わりのココアを買う。
――洒落になんないわ、この寒さ。
駅前に人はいない。
白み始めた世界。
時々タクシーがやってくるだけ。
鳩信号の音が遠くから聞こえたが、信号がどこにあるのか分からない。
穏やかな朝。
明後日、似たような時間に渋谷の町を歩いてみようと思う。
夜明け前の渋谷。
どんな世界なのだろう。
7:30
坂町駅に無事たどり着き、乗り換えに不自由することもなく米坂線に乗り換えた。
とりあえずお風呂に入ろう。
越後下関の駅から、温泉地へのバスが出ているはずだ。
越後下関の駅は朝の中でひっそりとしていた。
真っ白の畑とかすんだ山が見える。
温泉街までは歩けない距離ではないらしい。
日曜日の朝、通りに出ても誰もいない。
朝日に氷が溶かされる音だけが響いていた。
街が静まり返っているのか、私が静まり返っているのかわからなくなる。
湯沢、高瀬、雲母(きら)、鷹の巣。
荒川に沿って四つの温泉街が並んでいる。
30分も歩けば温泉橋に着いた。
青い空に白い大地。
赤い橋。
コントラストが映えわたる。
キラキラと光る川面がまぶしい。
今までも美しい景色を眺めてきたが、この景色が未来永劫続いてほしい。
そんなことを思っていた。
鷹ノ巣温泉に続く遊歩道を目指して歩いたが、あいにくの冬季閉鎖。
──うかつだったわ。
階段は雪に埋まり、橋も欄干しか見えない。
歩道に高く積まれた雪を眺め、雪国に来たんだなと今更実感する。
また、遠くまで来てしまった。
土手脇の道は通る車も少ない。
川のせせらぎを久しぶりに聞いた。
歌いだした。
踊りだした。
9:00
高瀬の温泉街に戻るとどこからか子供の声が聞こえてきた。
旅館。
往路に通ったときはしまっていたけれど、御土産屋が開いているらしい。
「日帰り入浴はできますか」
「はいどうぞ」
女将さんが奥へ案内してくれた。
露天風呂ではなかったけれど、無色無臭の総檜風呂。
足を伸ばせるお風呂が嬉しい。
──あったまるわぁー…。
風呂上り、湯冷めをしないようにすぐに着替えた。
休憩所に金平糖が置いてあったから、久しぶりに食べてみた。
妙な懐かしさが口に残る。
13:00
米坂線は山間の田園地帯を滑っていく。
田園と言っても今は雪で白く染まっている。
このままどこまでもいけたらいい。
行けないのはわかっている。
レールはいずれ途切れてしまうだろう。
道は後ろに続く。
――わけわからん。
睡魔に襲われて夢に堕ちた。
夢の中で私は那覇の海にいた。
海に浮かぶ浮きになっていた。
ハッと目覚めると米沢の市街地に入っていた。
山形新幹線の開通した米沢駅は小ぎれいで、今日見たどの駅より栄えている。
駅弁を食べようと思ったけれど、残念ながらお腹いっぱい。
伊勢丹の駅弁フェアを待つとして、駅の待合室でぼんやりと座っていた。
別に新幹線で福島まで移動してもよかったのだけれど、やはり各駅停車がいい。
次の普通列車福島行きは17:45。
日没ギリギリの時間だ。
思えば日没が怖くなったと感じる。
闇が問いつめる。
あんたはどこに帰るんだい?って。
──さあ、わからん。
一人は気楽だ。
行程も目的も自由に変えられるし、1日くらい早く切り上げることだってできる。
友達との旅行が楽しめないわけじゃないけれど、別次元の楽しさがそこにはある。
だけど。
自由ゆえの孤独。
──つばさ東京行き…米沢発が…
これに乗れば9時前には家には着くんだろう。
2時間も電車に揺られれば、福島、郡山、宇都宮、大宮…。
いつもの家に帰ることだってできる。
帰るの?
帰りたいの?
玄関で見送った父の顔が浮かんだ。
大丈夫。
大丈夫だから。
私あったまって帰るから。
何をこんなに身構えているの。
どっちみち新幹線帰宅なんて財布が許してくれやしないんだから。
18:30
山形と福島を結ぶ奥羽本線は通称山形線。
景色のいい路線なので、本当なら昼間に乗りたかったけれどしかたない。
──と、思いきや。
夜の山は案外に明るかった。
雪の白さが夜の黒さに打ち勝っている。
トワイライトの妙な気分の中で、山に反射する自分の顔を眺めていた。
両親。
友達。
思い出。
過去。
未来。
たくさんの光景が浮かんでは、雪に溶けていった。
──大丈夫、大丈夫。
++++++++++++++++++++++++++++++
20:30
仙台駅も5回目となれば慣れたもので、大宮のように闊歩することができる。
前回の夏に来たとき、漫画喫茶があることは確認してあるから安心だ。
そういえば、昼にパンをかじっていらい何も口にしていない。
お腹が大きく音を立てた。
「牛タンか、酒か」
目当ての牛タン屋が閉店していたので、おとなしく魚民に入ることにした。
いつもなら友人や先輩と一緒に入る店内も、一人で入ると妙な感じを覚える。
「一人なんですけどいいですか」
「よろしいですよ」
奥のボックス席は、ほかの客の声もあまり聞こえず、ひっそりとしていた。
同じ店内かと思うくらいだ。
梅酒、えだまめ、ご飯セット、たこわさ。
居酒屋で好きなものを独占できる幸せをかみしめる。
疲れと寝不足のせいか、酔いが早い。
しっとりとしたバラードを流していると、感受性が高くなるから困る。
うん。
やっぱり寂しいや。
暇してそうな友人に電話でもしてやろうか。
いっそ親と話そうか。
いやいや大丈夫。
大丈夫だよ。
自分に言い聞かして、梅酒を飲み干した。
「ちょっと出かけてくるね」
「どこに?」
「新潟」
「いつからいつまで」
「今日の夜から火曜日まで」
『ちょっとそこまで』はいつもの常套手段。
いつものジーンズにワンスター。
白いコートに赤いカバン。
化粧水、めがね、カメラ、ブサイク(ニモ)。
いつもの学校かバイトに行くような格好で家を出た。
22:00
玄関でスニーカーをトントンしていた私をお父さんが呼び止めた。
「お金あるのか」
「多少は」
「お小遣いやるから」
──日曜日、北斗で大負けしたんじゃないの。
「いいよ。おろしてきたし」
「いいから、持ちなさい。うまいものでも食べてきなさい」
いつもなら『きちんとしたところに泊まりなさい』の父。
ファミレスや駅のベンチで夜を明かす娘だからしかたないけど。
『うまいものでも食べてきなさい』だって。
駅で電車を待ちながら、父の言葉を反芻していた。
長野駅から新幹線で帰った私を優しくむかえてくれた父。
優しく送り出す父。
あの点々の光。
駅の階段をかけあがったせいかな、この心臓の高鳴り。
駆けあがったからかな。
緊張してるのかな。怖いのかな。
一人旅が怖くないわけじゃない。
また夕暮れの魔法にかかるんじゃないかって思うと、所持金を多めに持ってしまう。
家に帰りたくなったらすぐに帰るために。
──最悪盛岡から東京まで新幹線で帰れるように。
怖いけど、見たい何かがある。
向かいの下り線のホームに列車が滑り込んでいた。
湘南新宿ライン高崎行き。
渋谷や新宿で拾ってきた酔い客が家路を急いでいる。
私がいた。
飲み過ぎてフラフラになって。
起こりもしない奇跡を信じ疲れて。
人生悟ったふりをして。
いつもの私。
世界は広いはずだ。
私なんかに広さを悟らせないはずだ。
頭にケツメイシを流しこむ。
――まだ見たことない未来で勇敢に戦う俺がいる。
大丈夫。
大丈夫だよ。
なんてことない日常のワンシーン。
人が見れば鼻で笑うワンシーン。
長野駅で流した涙がよみがえる。
ホームの向こうに光がみえる。
家庭の光。
あの下には暖かさがある。
帰る。
一回り大きくなって帰る。
暖かい女になって帰る。
今可能性の塊になった。
3月5日 4:00
ムーンライトえちごが新潟に到着した。
153cmっていう身長はこういうとき便利だと実感する。
座席二つを使って横になれる。
足も短いから折り曲げても苦じゃない。
少し泣いたせいか、とてもよく眠れた。
大げさな音をたてて、電車が止まる。
手動のドアを慣れた手つきで開き、向かいに停車していた羽越本線に乗り込む。
寝覚めの体に新潟の寒さがつきささる。
ガタンガタン。
2両編成の羽越線が村上に向かって走り出す。
最高尾の車両が私と車掌だけになったとたん、車内が急に暖かく感じた。
襲いかかる眠気。
「――は村上に停車しま――」
ヘッドホンの向こうに車掌の低い声が聞こえた。
――乗り過ごしたか。
坂町駅で降りたかった。その坂町駅は後方に遠ざかっていく。
――やっちまったか。
多分大丈夫だろう。
坂町での乗り換え待ちは1時間。
村上から折り返し電車に乗れば、ちょうどいいくらいだ。
ふんぞり帰って車窓を眺める。
世界がゆっくりと明るくなっていく。
黒から白へ。
夜明けの地平線。
「終点村上です」
地方の朝に人はいない。
朝ご飯をと思っても駅前にコンビニがあるわけもない。
白い山と畑が見えるだけだ。
似合わない明るい光の自販機。
朝食代わりのココアを買う。
――洒落になんないわ、この寒さ。
駅前に人はいない。
白み始めた世界。
時々タクシーがやってくるだけ。
鳩信号の音が遠くから聞こえたが、信号がどこにあるのか分からない。
穏やかな朝。
明後日、似たような時間に渋谷の町を歩いてみようと思う。
夜明け前の渋谷。
どんな世界なのだろう。
7:30
坂町駅に無事たどり着き、乗り換えに不自由することもなく米坂線に乗り換えた。
とりあえずお風呂に入ろう。
越後下関の駅から、温泉地へのバスが出ているはずだ。
越後下関の駅は朝の中でひっそりとしていた。
真っ白の畑とかすんだ山が見える。
温泉街までは歩けない距離ではないらしい。
日曜日の朝、通りに出ても誰もいない。
朝日に氷が溶かされる音だけが響いていた。
街が静まり返っているのか、私が静まり返っているのかわからなくなる。
湯沢、高瀬、雲母(きら)、鷹の巣。
荒川に沿って四つの温泉街が並んでいる。
30分も歩けば温泉橋に着いた。
青い空に白い大地。
赤い橋。
コントラストが映えわたる。
キラキラと光る川面がまぶしい。
今までも美しい景色を眺めてきたが、この景色が未来永劫続いてほしい。
そんなことを思っていた。
鷹ノ巣温泉に続く遊歩道を目指して歩いたが、あいにくの冬季閉鎖。
──うかつだったわ。
階段は雪に埋まり、橋も欄干しか見えない。
歩道に高く積まれた雪を眺め、雪国に来たんだなと今更実感する。
また、遠くまで来てしまった。
土手脇の道は通る車も少ない。
川のせせらぎを久しぶりに聞いた。
歌いだした。
踊りだした。
9:00
高瀬の温泉街に戻るとどこからか子供の声が聞こえてきた。
旅館。
往路に通ったときはしまっていたけれど、御土産屋が開いているらしい。
「日帰り入浴はできますか」
「はいどうぞ」
女将さんが奥へ案内してくれた。
露天風呂ではなかったけれど、無色無臭の総檜風呂。
足を伸ばせるお風呂が嬉しい。
──あったまるわぁー…。
風呂上り、湯冷めをしないようにすぐに着替えた。
休憩所に金平糖が置いてあったから、久しぶりに食べてみた。
妙な懐かしさが口に残る。
13:00
米坂線は山間の田園地帯を滑っていく。
田園と言っても今は雪で白く染まっている。
このままどこまでもいけたらいい。
行けないのはわかっている。
レールはいずれ途切れてしまうだろう。
道は後ろに続く。
――わけわからん。
睡魔に襲われて夢に堕ちた。
夢の中で私は那覇の海にいた。
海に浮かぶ浮きになっていた。
ハッと目覚めると米沢の市街地に入っていた。
山形新幹線の開通した米沢駅は小ぎれいで、今日見たどの駅より栄えている。
駅弁を食べようと思ったけれど、残念ながらお腹いっぱい。
伊勢丹の駅弁フェアを待つとして、駅の待合室でぼんやりと座っていた。
別に新幹線で福島まで移動してもよかったのだけれど、やはり各駅停車がいい。
次の普通列車福島行きは17:45。
日没ギリギリの時間だ。
思えば日没が怖くなったと感じる。
闇が問いつめる。
あんたはどこに帰るんだい?って。
──さあ、わからん。
一人は気楽だ。
行程も目的も自由に変えられるし、1日くらい早く切り上げることだってできる。
友達との旅行が楽しめないわけじゃないけれど、別次元の楽しさがそこにはある。
だけど。
自由ゆえの孤独。
──つばさ東京行き…米沢発が…
これに乗れば9時前には家には着くんだろう。
2時間も電車に揺られれば、福島、郡山、宇都宮、大宮…。
いつもの家に帰ることだってできる。
帰るの?
帰りたいの?
玄関で見送った父の顔が浮かんだ。
大丈夫。
大丈夫だから。
私あったまって帰るから。
何をこんなに身構えているの。
どっちみち新幹線帰宅なんて財布が許してくれやしないんだから。
18:30
山形と福島を結ぶ奥羽本線は通称山形線。
景色のいい路線なので、本当なら昼間に乗りたかったけれどしかたない。
──と、思いきや。
夜の山は案外に明るかった。
雪の白さが夜の黒さに打ち勝っている。
トワイライトの妙な気分の中で、山に反射する自分の顔を眺めていた。
両親。
友達。
思い出。
過去。
未来。
たくさんの光景が浮かんでは、雪に溶けていった。
──大丈夫、大丈夫。
++++++++++++++++++++++++++++++
20:30
仙台駅も5回目となれば慣れたもので、大宮のように闊歩することができる。
前回の夏に来たとき、漫画喫茶があることは確認してあるから安心だ。
そういえば、昼にパンをかじっていらい何も口にしていない。
お腹が大きく音を立てた。
「牛タンか、酒か」
目当ての牛タン屋が閉店していたので、おとなしく魚民に入ることにした。
いつもなら友人や先輩と一緒に入る店内も、一人で入ると妙な感じを覚える。
「一人なんですけどいいですか」
「よろしいですよ」
奥のボックス席は、ほかの客の声もあまり聞こえず、ひっそりとしていた。
同じ店内かと思うくらいだ。
梅酒、えだまめ、ご飯セット、たこわさ。
居酒屋で好きなものを独占できる幸せをかみしめる。
疲れと寝不足のせいか、酔いが早い。
しっとりとしたバラードを流していると、感受性が高くなるから困る。
うん。
やっぱり寂しいや。
暇してそうな友人に電話でもしてやろうか。
いっそ親と話そうか。
いやいや大丈夫。
大丈夫だよ。
自分に言い聞かして、梅酒を飲み干した。
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