妄想ジャンキー。202x

人生はネタだらけ、と書き続けてはや20年以上が経ちました。

シルクロードの謎

2007-09-15 11:50:45 | 日記
上尾マルヒロで開催されている平山郁夫の版画展に行ってきました。

シルクロードを行くキャラバンという基本的に同じ構図なのに、どれも1つずつ違っていてそこには違う時間があるんだなと思いました。

特にパルミラ遺跡には感動しました。
パルミラは行ったことはないし多分行けるのは老後になりそうですが、遺跡とキャラバンというのが味噌汁と御飯、タバコとコーヒーみたいに当たり前の相性の良さでした。

百貨店の一角だったのでそれほど量はなかったのですが、平和を祈る平山さんの優しい絵にどっぷり癒されてきました。



かくいう私は6年来のシルクロードシンドロームです。
現地にまでいっちゃってるんだから多分重症。

きっかけは再放送していたNHKシルクロード。
喜多朗の音楽と石坂浩二のナレーションに魅惑された日本人の一人でした。

旧シルクロードは副題がよかったです。
民族の十字路――カシュガル、パミールを越えて。
現にカシュガルに着いて、エイティガール寺院の前の広場を歩いているとき、ウイグル人と漢民族を中心にいろんな民族が混じりあっていると思いました。

シリーズ自体は80年代にカシュガルからさらに西へいくローマへの道シリーズ、それから海のシルクロードシリーズと続きます。
ローマへの道シリーズは今も昔も要衝である中東地域が中心。
中でもアフガンを取り扱った回は調査した遺跡が旧ソ連の軍事要塞だったということで、完全にお蔵入りしています。
この話を飲み屋でY先生に伺って、NHKアーカイブスに問い合わせてみたんですが『まだ整理がすんでないから』っていう微妙な回答。


ともかくあの冬以来、私はシルクロード、特にその歴史にどっぷり浸りはじめ、今の大学にいたりします。
シルクロードの中でさらに興味をひいたのは『大月氏』という謎の民族の話でした。
この謎をどうにか解き明かしてやろうとだいぶ粘ったものです。
AO入試、最初の演習で提出したレポート、2年目に提出したレポート。
実は卒論一次題目まで粘りましたが、外国ものは厳しいとアッサリ諦めました。

大月氏が一体どうゆう民族なのか、あのころのシルクロードは。
謎はまだ仮説段階ですが、なんかそれでいいような気もします。
人生の卒論の気分で、死ぬまでに解けたらいいかなとか思います。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ノスタルジー | トップ | 別所沼公園にいきました。 »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事