夫、ハマり出すととことんハマる。
結婚したての頃は釣り、しばらくしてアウトドア。
ここ最近は、佐久間宣行氏を気に入っている。
確かに面白い。
笑いの中にも知性があって、自虐でも他虐でもないトークはこのご時世に珍しい。
とても頭のいい人なんだろうな。
職場にいたら面白いだろうな。
ただずっと佐久間氏の番組を視聴していると、さすがに飽きる。
視聴するだけなのならまだよかった。
夕食の話題まで佐久間氏の話なのだ。
結婚したての頃は釣り、しばらくしてアウトドア。
ここ最近は、佐久間宣行氏を気に入っている。
確かに面白い。
笑いの中にも知性があって、自虐でも他虐でもないトークはこのご時世に珍しい。
とても頭のいい人なんだろうな。
職場にいたら面白いだろうな。
ただずっと佐久間氏の番組を視聴していると、さすがに飽きる。
視聴するだけなのならまだよかった。
夕食の話題まで佐久間氏の話なのだ。
「昨日佐久間さんがさあ」
「佐久間さんがね」
「佐久間さんのアカウントで」
凝り出したら徹底的に凝ることは知っていたのだけれど、ここまでとは。
全く興味がないわけじゃないけれど、そこまでの熱量はない。
悪気はないのはわかる。
だとしたらどうやって伝えればいいものか。
佐久間問題に頭を悩ましていたある日。
夫が私との約束をすっぽかして、喧嘩が勃発した。
そのときもBGMは佐久間氏のトークだった。
佐久間さんの話は聞くのにどうして私の話は聞いてくれないの。
「あんたさあ!!私と佐久間さんどっちが好きなの?!いっつもいつも佐久間さんばかり!!そんなに佐久間さんのこと好きならねえ!佐久間さんと結婚すればいいじゃん!!!」
唐突の怒号に夫はキョトンとしていた。
私も私で、怒りに任せて捲し立てたあとに『佐久間さんと結婚すればいいじゃん』の言葉のおかしさが込み上げてきて肩がプルプルと震えてしまった。
えっ、おじさんじゃん。
おじさん2人が向かい合って愛を誓ってる場面が浮かんでしまい、可笑しくて仕方なかった。
でも怒った手前、すぐに笑い出すことはできない。
下を向いてプルプルと肩を震わすしかなかった。
泣いていると勘違いしたのか、夫はすぐに謝った。
ごめん、泣いてるんじゃなくて笑ってるの。
だってこの喧嘩しょうもなさすぎて。
「ごめん……」
夫の深刻そうな声の向こうに、やっぱり佐久間氏のトークがずっと流れている。
やっぱり面白いな佐久間さん、なんてことを思っていた。
夫はそれ以来節度を持って佐久間氏の番組を視聴している。
佐久間氏は何も悪くないのだけれど、声を聞くたびにあのしょうもない夫婦喧嘩を思い出して、少し笑いそうになる。
でも怒った手前、すぐに笑い出すことはできない。
下を向いてプルプルと肩を震わすしかなかった。
泣いていると勘違いしたのか、夫はすぐに謝った。
ごめん、泣いてるんじゃなくて笑ってるの。
だってこの喧嘩しょうもなさすぎて。
「ごめん……」
夫の深刻そうな声の向こうに、やっぱり佐久間氏のトークがずっと流れている。
やっぱり面白いな佐久間さん、なんてことを思っていた。
夫はそれ以来節度を持って佐久間氏の番組を視聴している。
佐久間氏は何も悪くないのだけれど、声を聞くたびにあのしょうもない夫婦喧嘩を思い出して、少し笑いそうになる。
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