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次世代コミュニティーの創出 その2

2016-01-05 | 仕事

「誰もがアーティスト」

上の図は、私の職業に対する考え方の一部をイメージ化したものです。

今回は、「次世代コミュニティーの創出」というテーマの二回目です。

前回は、仕事は尊厳に直結しており、これから迎えるAIとの共生社会のことを思うと、今の採用方式に限界を感じると書きました。

では、どの様に変化すればいいのか?

それは、人間そのものが商品になるという考え方を持つことだと、私は提案します。

右側の図は、A君とB君が、それぞれA商品とB商品になって、「表現する場」という新たな職場で、自身の能力を発揮するとうイメージで、その新たな職場のことを「次世代コミュニティー」と位置付けている図です。

AIは、人間が発する莫大な情報を”エサ”にして日々成長していると言われています。一説によると、現代の日本人が1日に発する情報量は、江戸時代の人の一生分とも言われています。さらにその情報量は今も加速度的に増え続けているのです。私たちはそれほど膨大な情報の雲(クラウド)の中で生活していますが、実感としてはそこまで感じないという人が多いと思います。それは、日々の情報量が、既に人間の処理能力を超えているからです。

しかし、AIは違います。 情報が多ければ多い程、学び、蓄積し、解析し、整理し、新たな情報処理に活かして成長し続けるのです。

AIの進化は、まもなく人間の動作や操作のほとんどを代替できるようになるだけでなく、複雑で難解な状況でも瞬時に選択肢を整理し、その状況に最も適した判断を下すようになると言われています。実際に、アメリカでは国防総省(ペンタゴン)の防衛基本戦略の立案を、AIが担っているほどです。

では、人間は何をして生きて行くのでしょうか?

将来、ほとんどの仕事をロボットやAIに任せることができるなら、人間の尊厳は、人間の役割は一体どうなるのでしょうか?

AIの進化は、「仕事はロボットがしてくれる。じゃあ私は何をしようか?」という時代になることを意味しています。それどころか、「仕事をしたいけど、人間の出来る仕事が見つからない」という事態にもなり兼ねないと、私は危惧しています。

そこで考えたのが、「誰もがアーティスト」という発想で創出する新しい職場、すなわち「次世代コミュニティーの創出」という提案です。

誰かの楽しみや笑顔は、誰かに元気を与えるかもしれない。

誰かの悲しみや苦しみは、誰かの癒しになるかもしれない。

誰かの知識や経験は、誰かのアイデアになるかもしれない。

誰かの一所懸命な姿は、誰かに勇気を与えるかもしれない。

誰もが喜びも痛みも分かち合える世界になるかもしれない。

というコンセプトで、人間が人間のために、自身の経験・能力・技能・魅力を、一つの商品(コンテンツ)として表現し合い、情報共有する場を全国に幾つも創造するというプランです。そこでは、みんながアーティストの様に、言葉や歌、パフォーマンスなどで、個々様々な形で表現し合います。

上の図は、バーチャル とリアルの融合、そしてハードとコンテンツの融合をイメージしたものですが、これは、現在大多数の人が使っているPCやスマートフォンで全世界の人と繋がることが出来るインターネットの機能を、実態社会の中でリアルに創って行くという発想です。

PCやスマートフォンのようなハードが、具体的に人が集まるカフェや学校や商業施設になり、そこに集う人、一人ひとりがアプリというコンテンツとなって、パフォーマンスを繰り広げる。といったイメージです。

そして、PCにも、アプリを起動させるOS機能(AppleOSやWindowsOS)があるように、人というコンテンツを起動させるのが「認識OS」という、全く新しい技術です。

インターネットを利用したSNSやオンラインゲームはヴァーチャルな繋がりですが、その技術を活かして、次は人間がリアルに密接に繋がって行くことができる、新たなコミュニティーの創出が必要不可欠な時代になると、私は確信しています。

「リアル版ヤフー知恵袋」や、「直接教えてウィキペディア」、「超高齢者のユメトーーーク」など、実際に人間同士が交流する方が楽しみになるようなコンテンツを創出することこそが仕事になって行く世界を創りたいと、私は考えています。

それこそが、仕事という概念を大きく変え、「個人主義」から「関係主義」へのシフトを後押しすると思っています。

 

今は単なる夢物語かも知れませんが、私はこのような世界を夢見て、実現に向けて徐々に活動を始めています。

若者に夢が無いなどと揶揄する声も多い現代ですが、いい大人が夢を持てないのに、若者に夢を持てというのもおかしな話です。なので2回に渡り私の夢を、少々くどく、固めに語りました。

 次回から、一挙に現実に戻って、早期離職問題に焦点を当てたいと考えています。

 もしも、早期離職について、ご自身の経験談や、意見、お考えなどあれば、個人的にメールして頂ければ大変幸せです。

 メール:yws_k@yahoo.co.jp (高野まで)


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