
「誰のために花は咲くのか?」
世の中はゴールデンウィークですね!
陽気もすっかり暖かくなり、日中は汗ばむほどで、温室内はクーラー全開!!
異常、という表現は極端かもしれませんが、近年で1番暑い4月だったのではないでしょうか??
5月13日は花業界最大のイベント、母の日。
目前に迫ってきた大きな波に向けて、座間洋らんセンターでは、今年大きな挑戦をしています。
それは
「出荷量を少なくする」
という事。
まずは、ご安心ください。
母の日用のミディ胡蝶蘭は、約1000鉢とたっぷり咲いて来ています!
例年通り、全国の沢山のお母さんを笑顔にするために、潤沢に商品はありますので、お客様にとっては心配はいりません。
でもこの数量は、近年では1番少なく、例年3分の1、最高量の時から比べると8分の1の量です。
以前お話を伺った、経営コンサルタントの先生は、花業界最大の経営のポイントは、
売れる時=母の日にとにかく無理して売り上げを作る事!
と仰ってました。
業界皆その考えに賛同して、頑張っている、そして正解と思われています。
なのになぜ、その逆の売れる時に量を専務は減らしたのでしょうか??
「誰のために花は咲くのか?」
座間洋らんセンターは、その問いにこう答えます。
私達が咲かせた蘭の花で、お客様を笑顔する。
そして、全従業員も笑顔になる!
いつも、ジレンマに感じていた専務。
お客様は笑顔に出来ても、家族やスタッフが、母の日前のゴールデンウィークに終わらないくらいの沢山の仕事に追われる矛盾。
なぜ人は仕事をするのか。
座間洋らんセンターの社訓では、
人を幸せにする花を咲かせて届ける事で、
スタッフ自身が物心共に成長し、
全従業員自身が幸せになる事を掲げています。
専務のジレンマに対して、社訓に基づき行動に移したのが、今回の挑戦です。
会社の経営者として、今年度の売上高がどうなってくるのか。
とても心配でなりません。
今年に入って、本当に多くの資材やコストが大幅に値上がりしました。
それに輪をかけての減産。
本当に大きな挑戦です。
後日、売上高と働くスタッフの幸福度を鑑みて、今回の決断の答え合わせをしようと思います。
本当に不器用な生き方をする専務です。
写真の花は、新品種「キャンディーキャンディー」。
とっても可愛い花は、母の日バッチリのオススメ商品です。