この前、旋盤で削り出したアルミ製のハンドルバーエンドキャップ
(2007/12/29ブログ参照)
を塗装するかどうか悩んだがアルマイトにチャレンジすることに決定!
思いたったら早速、必要資材の準備ということで100円ショップで
電解作業用の入れ物や封孔処理用の片手ナベ。
ホームセンターで純水(バッテリー補充液)を購入。
①とりあえず硫酸
電解処理でアルマイト層を作るのに硫酸が必要となるので
家にあったスクーターの古バッテリーのから採取すること
にした。
MFバッテリーだったので分解して純水使って絞り出して
紙フィルターで濾過してとりあえずパット見は(爆)透明なもの
をGet!
アルマイト処理には、10~20%の硫酸使うらしいが、今回
の抽出作業で純水使い過ぎたようで恐らく6~7%程度に
なってしまったと思うがとりあえず次ぎに進む。
②脱脂処理
加工対象物をパーツクリーナーを使って脱脂。
油分(指紋も)が残っていると処理に影響するらしい。
(その部分だけうまくアルマイトが乗らなくなるのだと思う)
③電極の準備
硫酸浴させるのに、+、-両極ともアルミの棒を使用。
一方にアルマイト対象物を固定。もう片方にアルミ箔を
クリップで固定。
それぞれを硫酸を入れた容器の中に漬ける。
④アルマイト処理開始(写真左)
※今回は電源としてバッテリー充電器(DC12V、2A/h)を使用。
(1~5A程度流せるものであれば、バックステップ程度の大きさ
であれば問題ない模様。)
※ショートに注意(自分は充電器のヒューズ飛ばしました(^_^;) )
1)まずアルマイト対象物のほうを-。もう一方を+に繋ぐ。
そうするとアルマイト対象物のほうから細かい泡が一杯出てくる。
こうして少し(寸法でわからないレベル)表面を溶かしてアルマイト
が乗りやすいようにする。
2)次にアルマイト対象物のほうを+。もう一方を-に繋ぐ。
今度は-の電極から細かい泡が出てきます。
3)温度の管理
硫酸温度としては20±2℃が良いらしい。
対象物面積、硫酸濃度、負荷電流で反応熱によっては温度上昇して
しまうことがあるらしい。そうなると温度調整(冷却)が必要。
今回は、硫酸が薄めなのと対象物が小さいので外気温より2℃高いくらい
で安定(約11℃)しました。
内部液性状が均一になるかな?と思い、ときどき棒で硫酸を攪拌しました。
そして、30分くらいすると対象物と電極棒の硫酸に漬かっている部分だけ
コーティングされたような感じになってきました。
通常だと1時間前後もあれば、処理が完了するようであるが硫酸濃度と温度
が低めなので1時間30分ほど処理を実施。
⑤洗浄
取り出して水を入れた容器の中に漬けて洗浄。
汚さない(触ったりして)のと空気に触れる時間を極力短くします。
⑥封孔処理
アルマイト層の表面にはミクロの凹凸があり、凹の部分を塞がないと
そこに汚れが入り込んでしまうらしい。
※着色アルマイトの場合はこの性質を利用して、⑤の洗浄処理後
染料の液に浸漬させて凹の部分に着色させた後、封孔処理するらしいが
今回は着色しないのでこの工程は無し)
封孔処理をするために、純水を沸騰(95~100℃)させた中で
10~15分くらい煮ます。(30分くらい煮沸した方が良いという説もある。
長めに煮た方が確実だろうけど)
今回は10分強、煮沸したあと冷めるまでそのまま置いておきました。
⑦完成
写真右のうち、
・左がアルマイト処理後
・右が処理前(この後、同様にアルマイト処理実施)
アルマイト処理前のものが、銀色でピカピカしてる(アルミ地金の色)
のだが、処理した方は微妙に黄色っぽく、かつ鈍い光を放ってます。
アルマイトは絶縁性があるとのことで、テスターで確認してみると
処理前は抵抗がほぼ0Ωなのに対し、処理後は∞なので一応処理は
成功したようです。
後日実際に装着して耐候性試験予定です。
(2007/12/29ブログ参照)
を塗装するかどうか悩んだがアルマイトにチャレンジすることに決定!
思いたったら早速、必要資材の準備ということで100円ショップで
電解作業用の入れ物や封孔処理用の片手ナベ。
ホームセンターで純水(バッテリー補充液)を購入。
①とりあえず硫酸
電解処理でアルマイト層を作るのに硫酸が必要となるので
家にあったスクーターの古バッテリーのから採取すること
にした。
MFバッテリーだったので分解して純水使って絞り出して
紙フィルターで濾過してとりあえずパット見は(爆)透明なもの
をGet!
アルマイト処理には、10~20%の硫酸使うらしいが、今回
の抽出作業で純水使い過ぎたようで恐らく6~7%程度に
なってしまったと思うがとりあえず次ぎに進む。
②脱脂処理
加工対象物をパーツクリーナーを使って脱脂。
油分(指紋も)が残っていると処理に影響するらしい。
(その部分だけうまくアルマイトが乗らなくなるのだと思う)
③電極の準備
硫酸浴させるのに、+、-両極ともアルミの棒を使用。
一方にアルマイト対象物を固定。もう片方にアルミ箔を
クリップで固定。
それぞれを硫酸を入れた容器の中に漬ける。
④アルマイト処理開始(写真左)
※今回は電源としてバッテリー充電器(DC12V、2A/h)を使用。
(1~5A程度流せるものであれば、バックステップ程度の大きさ
であれば問題ない模様。)
※ショートに注意(自分は充電器のヒューズ飛ばしました(^_^;) )
1)まずアルマイト対象物のほうを-。もう一方を+に繋ぐ。
そうするとアルマイト対象物のほうから細かい泡が一杯出てくる。
こうして少し(寸法でわからないレベル)表面を溶かしてアルマイト
が乗りやすいようにする。
2)次にアルマイト対象物のほうを+。もう一方を-に繋ぐ。
今度は-の電極から細かい泡が出てきます。
3)温度の管理
硫酸温度としては20±2℃が良いらしい。
対象物面積、硫酸濃度、負荷電流で反応熱によっては温度上昇して
しまうことがあるらしい。そうなると温度調整(冷却)が必要。
今回は、硫酸が薄めなのと対象物が小さいので外気温より2℃高いくらい
で安定(約11℃)しました。
内部液性状が均一になるかな?と思い、ときどき棒で硫酸を攪拌しました。
そして、30分くらいすると対象物と電極棒の硫酸に漬かっている部分だけ
コーティングされたような感じになってきました。
通常だと1時間前後もあれば、処理が完了するようであるが硫酸濃度と温度
が低めなので1時間30分ほど処理を実施。
⑤洗浄
取り出して水を入れた容器の中に漬けて洗浄。
汚さない(触ったりして)のと空気に触れる時間を極力短くします。
⑥封孔処理
アルマイト層の表面にはミクロの凹凸があり、凹の部分を塞がないと
そこに汚れが入り込んでしまうらしい。
※着色アルマイトの場合はこの性質を利用して、⑤の洗浄処理後
染料の液に浸漬させて凹の部分に着色させた後、封孔処理するらしいが
今回は着色しないのでこの工程は無し)
封孔処理をするために、純水を沸騰(95~100℃)させた中で
10~15分くらい煮ます。(30分くらい煮沸した方が良いという説もある。
長めに煮た方が確実だろうけど)
今回は10分強、煮沸したあと冷めるまでそのまま置いておきました。
⑦完成
写真右のうち、
・左がアルマイト処理後
・右が処理前(この後、同様にアルマイト処理実施)
アルマイト処理前のものが、銀色でピカピカしてる(アルミ地金の色)
のだが、処理した方は微妙に黄色っぽく、かつ鈍い光を放ってます。
アルマイトは絶縁性があるとのことで、テスターで確認してみると
処理前は抵抗がほぼ0Ωなのに対し、処理後は∞なので一応処理は
成功したようです。
後日実際に装着して耐候性試験予定です。
昨日アルマイト処理の事言ってた時、硫酸入手は仕事場から持ってきたのかなと思ってたら、バッテリーから採取して濾紙で濾したとは。。。笑
でんじろう先生もかおまけですね~(#^ー゜)v
判明しました。
グリップのゴムが新品に比べ5mm程度外側に伸びてて
装着しようとするとグリップ外側ツバの部分と
バーエンドの段差部分が干渉します。
その分も加味して(2mmくらい見ておけばよいかな
と思ってた)製作したつもりが確認が足りません
でした。
新品のグリップに交換しても段々同じような
状態になってきてやがては支障が出てくる
(ノーマルのハンドルバーエンド使用の時に
経験したのを思い出しました^_^; )
ので現状でも問題なく装着可能な改良版を
再度製作予定です。
TL三井さん>
硫酸は今回バッテリー液を使用しましたが
次回調達の際は薬局で新品購入しようと
思います。
開放型はともかくMF型から取り出すもんじゃない
と今回初めて作業してみて思いました。/hiyo_shock2/}
>経験したのを思い出しました^_^; )
↑12~13年前の記憶です。
>/hiyo_shock2/}
↑タグ入力失敗これが出したかったのです→