「年」には勝てないのか。七十路を半ばすぎた。趣味の囲碁のクラブに入って10年を過ぎた。入会時には3段では入り4段5段となりずっときている ところが、去年のはじめは17連敗を喫し、その後ある程度は挽回したが、その期間は当然のことながら負け越してしまった。 三か月で一サイクルし締め切られる。昨年一年間の総トータルすると負け越している。一昨年までとは大変な違いである。 自分は、元々勝った負けたにあまりこだわらない方なので、囲碁の一手一手をあまり考えなく感覚的に打碁する。 囲碁の格言の中に「三思よせ」という言葉があるそうで、一手打つのに三度考えろ、ということらしい。 自分の弱点そのものずばりである。 人によっては、私の10倍20倍の時間をかけて一手を読む人がいる。時間制限のない素人集団のため、いつもイライラして大逆転で負けるのがしょっちゆうである。 昨日は、今年初めての参加をしたが、四連敗をした。其の内二回が大逆転負けである。 「眼」と「耳」が悪く布石から中盤にかけては良いのだが、終盤戦になって石が込み合ってくると以前のように読めなくなり、逆転を許すことが多くなっつてしまった。 「年」を取ったのか、脳の力がめっきり落ちた感じがする。5段で打っているが、「棋力」は落ちているのではないか。 ただ、昨日の結果が悔しくて、昨夜は眠れなかった。 ということは、「気力」については、もう少し神様は与えてくれているのかな、と思う。 来週はすこし頑張ってみようかな。