奈良県宇陀市には長樹齢で名高いしだれ桜が4本あります。
大宇陀区のしだれ桜又兵衛桜と天益寺(てんやくじ)のしだれ桜、そして室生村在大野寺のしだれ桜です。
以前から予定していたのですが、やっと又兵衛桜が7分咲きになり、天候も快晴だったので出かけました。
又兵衛桜は関西で特に著名なので、2か所の駐車場は満車状況でした。
又兵衛桜は樹齢300年とも言われるしだれ桜で、この地に伝わる大坂夏の陣で活躍した戦国武将「後藤又兵衛」の
伝説と、この桜が後藤家の屋敷跡にあることから「又兵衛桜」と呼ばれ親しまれている。樹高13m、幹周り3m超。
例年、この時期にライトアップされるが、今年は東日本大震災で中止になっています。
又兵衛桜を観た後、近くの天益寺の樹齢350年と言われているしだれ桜に寄って観ました。
天益寺の後、訪れる大野寺のしだれ桜はこの天益寺の株を移植したものと言われているので。
大野寺のしだれ桜は、対岸の岸壁に刻まれた高さ13.8m日本最大級の弥勒磨崖仏を背に、樹齢300年と
言われているしだれ桜2本がその美を競い合っています。
又兵衛桜
天益寺のしだれ桜
大野寺2本のしだれ桜
対岸の弥勒磨崖仏