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在外米軍再編

2004-08-17 20:13:18 | essay
アメリカ国外に駐留する部隊について、6~7万人規模で削減する計画が、ここに来て具体化し始めている。
方向性自体は以前からほぼ決定していたものの、最近動きが加速している。
前方展開戦略は寧ろ米軍当局或いは軍産複合体の意向が色濃く反映したものだったが、財政難や軍事のトレンドたるRMA、そして大統領選挙の影響だろうか、最早重厚長大な大部隊を地球の反対側に張り付けておく余裕は無いらしい。

さて日本はというと、在日米軍の削減は未だに不確定性が高い。そもそも日本政府は年間5000億円近くの「思いやり予算」を支出している。これは米軍人の住居建設費用や光熱費、基地で働く従業員給与などに充てられる。所轄官庁は何年か前に局から庁へ格上げされた防衛施設庁。この予算(地位協定)と日本政府の見て見ぬ振りが無ければ、米軍駐留自体もかなり難しいだろう。しかし現実は違うようだ。

それはともかく、沖縄の現実をどれだけの日本人が知っているだろうか。土地や騒音の問題もさることながら、一体年間何人の女性が強姦されているのだろうか。全国紙には報じられることなど殆ど無いと言って良い。沖縄に駐留する米軍部隊は主として海兵隊である。海兵隊は他の陸海空三軍と比べると総じて野蛮である。断定する。しかも沖縄には血の気の多く分別の無い新兵が多い。外出出来るチャンスがあればハメを外したくなるものだ。

俺は決して左翼的思想ではないし、寧ろ保守的ですらあるのだが、こんな状況を許す訳にはいかない。日本国内で米軍人が起こした刑事事件について、事実上日本の捜査機関が動けないというのは、あまりにもあんまりである。過去における在沖海兵隊司令官の数々の侮辱的発言が象徴的である。