見てしまった。つまんなかったね。
結局、唯一処方箋として示されたのは法整備。
ネットについて、コンテンツの責任は、受け手側ではなく送り手側にあるとし、規制するために法整備すべきというのが圧倒的多数意見。
開いた口が塞がらない。
法による規制が及びにくいというネットの特性には誰も触れない。実際、現在既に明確に違法とされている行為はネット上に溢れかえっているではないか。
その上、ネット上の行為を規制するのは立法技術的にも非常に難しい。どうしてもリアルでの既存の類型をあてはめて、類似または同一の規制を設けようとしていて、電子商取引や電磁的記録に関する条文にはギャグみたいなものもある。
ネット上での法規制による予防効果にはリアルに比して期待薄。現行法でも取締りは行われているし、民事上の問題は今まで通り当事者に任せれば良い。
確かに現行法の不備な点について整備は今後も必要だが、根本的に規制強化して新たな枠組みを作ろうとすることはネット環境をより有意義なものとする処方箋だとは思えない。法整備はどこまでいっても受動的な後追いにならざるを得ないだろう。
送り手側と受け手側という関係を固定したものとせず、接続されたクライアントのユーザーがそれぞれ相互的な関係にたって情報を選別しコンテンツを生産するスキルを磨くしかない。つまりは声の高い彼の言っていた「受け手側の責任」というのは概ね正しい。あの部分は同意。個人の自発的で自己批判な姿勢が求められるってだけの極めて当然の話なんだけど、あそこにいるパネリスト達にオープンソースなんて理解出来ないんだろう。(別に全てオープンソースが良いとは言っていない。)
ネットに落書きが多いのは当たり前。落書きする奴は1人であちこちコピペしまくるし、それを真似するのも簡単で別の阿呆がまたコピペする。デジタルコンテンツは複製が容易なんだから自明の理。筑紫やらちょこっとネットをかじったオジサンなんかはそれを見て阿呆ばっかりが書き込んでると勘違いする訳だ。痛すぎる。これ、単純過ぎると思われるかもしれないが、実際そんなレベルの話だから仕方ない。
何とか事務所代表の内場似が、身元を特定した上で書き込みを許可するシステムを提唱していたが、この人の意見はもう全然駄目。みんなそんなシステムになったらネットなんてただ面倒なだけ。結局大企業のサイトしか利用されなくなる。あの人が言っていたのは、経営者の基礎知識だとかステレオタイプの現状分析みたいなことばっかりで殆ど意見らしい意見は無かった。数少ない意見も前述の通りで…。
デーブがインターネットは初期から見てきたと言っていたが、結局見ていたのは大企業のサイトばかりと自分で言ってしまっていた。語るにおちる。インターネットの魅力は個人レベルから自由なコンテンツが無数に発信されて自分の判断で取捨選択出来ること。インターネットに接続してまで大企業のサイトにばかり行ってしまうというのは結局垂れ流しのお仕着せ情報を有り難かっている情けない消費者に過ぎない。そうした受動的なばかりの消費者から脱皮する契機としてインターネットは予期せぬ発展を遂げたのだが。
匿名性こそネットの利点ということを理解していない人が多すぎる。匿名性があるからこそ、従来型の硬直したマスメディアにはない情報が豊富なんだが。エロとアングラも含めて。この2つはMacintoshや映像作品を始め古来から様々な文明や文化の発展の肝となったが、インターネットにおいてはこの2つの要素の力を十二分に活かすことが出来た。俺はこれを否定的には捉えない。
そして最後には、盗聴や囮捜査の必要性を説く議員パネリスト。
センセーショナルな表現は嫌いだが、(リアルも含めた意味での)ネットワークの敵と言っても良いのではないか。
あと、あの髪の毛が頭に載っかってしまってるおじさん。昔ボストンコンサルティングとかやってた人。オンザエッヂが上場前にポルノやってたと断言した後、はっきり否定されると、一言の謝罪もなく「まぁいいや。」。変わらないね、昔から。
兎に角今回はいつもにも増して態度のデカい割に基礎知識の解説ばかりで意見は殆ど無いステレオタイプな言説のパネリストが多すぎて不愉快だった。
結局、唯一処方箋として示されたのは法整備。
ネットについて、コンテンツの責任は、受け手側ではなく送り手側にあるとし、規制するために法整備すべきというのが圧倒的多数意見。
開いた口が塞がらない。
法による規制が及びにくいというネットの特性には誰も触れない。実際、現在既に明確に違法とされている行為はネット上に溢れかえっているではないか。
その上、ネット上の行為を規制するのは立法技術的にも非常に難しい。どうしてもリアルでの既存の類型をあてはめて、類似または同一の規制を設けようとしていて、電子商取引や電磁的記録に関する条文にはギャグみたいなものもある。
ネット上での法規制による予防効果にはリアルに比して期待薄。現行法でも取締りは行われているし、民事上の問題は今まで通り当事者に任せれば良い。
確かに現行法の不備な点について整備は今後も必要だが、根本的に規制強化して新たな枠組みを作ろうとすることはネット環境をより有意義なものとする処方箋だとは思えない。法整備はどこまでいっても受動的な後追いにならざるを得ないだろう。
送り手側と受け手側という関係を固定したものとせず、接続されたクライアントのユーザーがそれぞれ相互的な関係にたって情報を選別しコンテンツを生産するスキルを磨くしかない。つまりは声の高い彼の言っていた「受け手側の責任」というのは概ね正しい。あの部分は同意。個人の自発的で自己批判な姿勢が求められるってだけの極めて当然の話なんだけど、あそこにいるパネリスト達にオープンソースなんて理解出来ないんだろう。(別に全てオープンソースが良いとは言っていない。)
ネットに落書きが多いのは当たり前。落書きする奴は1人であちこちコピペしまくるし、それを真似するのも簡単で別の阿呆がまたコピペする。デジタルコンテンツは複製が容易なんだから自明の理。筑紫やらちょこっとネットをかじったオジサンなんかはそれを見て阿呆ばっかりが書き込んでると勘違いする訳だ。痛すぎる。これ、単純過ぎると思われるかもしれないが、実際そんなレベルの話だから仕方ない。
何とか事務所代表の内場似が、身元を特定した上で書き込みを許可するシステムを提唱していたが、この人の意見はもう全然駄目。みんなそんなシステムになったらネットなんてただ面倒なだけ。結局大企業のサイトしか利用されなくなる。あの人が言っていたのは、経営者の基礎知識だとかステレオタイプの現状分析みたいなことばっかりで殆ど意見らしい意見は無かった。数少ない意見も前述の通りで…。
デーブがインターネットは初期から見てきたと言っていたが、結局見ていたのは大企業のサイトばかりと自分で言ってしまっていた。語るにおちる。インターネットの魅力は個人レベルから自由なコンテンツが無数に発信されて自分の判断で取捨選択出来ること。インターネットに接続してまで大企業のサイトにばかり行ってしまうというのは結局垂れ流しのお仕着せ情報を有り難かっている情けない消費者に過ぎない。そうした受動的なばかりの消費者から脱皮する契機としてインターネットは予期せぬ発展を遂げたのだが。
匿名性こそネットの利点ということを理解していない人が多すぎる。匿名性があるからこそ、従来型の硬直したマスメディアにはない情報が豊富なんだが。エロとアングラも含めて。この2つはMacintoshや映像作品を始め古来から様々な文明や文化の発展の肝となったが、インターネットにおいてはこの2つの要素の力を十二分に活かすことが出来た。俺はこれを否定的には捉えない。
そして最後には、盗聴や囮捜査の必要性を説く議員パネリスト。
センセーショナルな表現は嫌いだが、(リアルも含めた意味での)ネットワークの敵と言っても良いのではないか。
あと、あの髪の毛が頭に載っかってしまってるおじさん。昔ボストンコンサルティングとかやってた人。オンザエッヂが上場前にポルノやってたと断言した後、はっきり否定されると、一言の謝罪もなく「まぁいいや。」。変わらないね、昔から。
兎に角今回はいつもにも増して態度のデカい割に基礎知識の解説ばかりで意見は殆ど無いステレオタイプな言説のパネリストが多すぎて不愉快だった。