CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-284「白石晃士の決して送ってこないで下さい」(日本)

2023年10月28日 12時06分04秒 | 日本映画
来たら観てしまいますから
 ホラー監督・白石のもとに圭介とユキという若いカップルからある映像が送られてきた。それは幽霊が出ると噂される薄暗い廃墟で撮影された映像だった。
 廃墟の奥深くで跡形もなく消えたユキを圭介がやっとのことで見つけ出すが、彼女の背後には黒い影が渦巻き、その手には古いVHSテープがあった。
 この映像を見た白石のもとにカラメと名乗る謎の女性から「すぐに圭介のことを調べろ」という電話がかかってくる。さらにカラメが白石に送ってきた映像には、勝手に圭介の部屋に入り込み、隠し撮りされた圭介とユカの姿が記録されていた。
 この不可解な出来事をきっかけに、白石は自ら調査に乗り出すが。


 「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」等の白石晃士監督の元に、観てほしいと送られてくる映像を基にして綴られるモキュメンタリー・ホラー。

 白石晃士監督自身がナビゲーターとして映像を紹介、更に取材も行なっていく。

 ある意味、視聴者から送られてくる投稿映像を紹介する「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズのような感じかな。

 最初は、圭介とユキというカップルが廃墟を訪れた映像が紹介される。

 怪しい映像はあったものの、それ程怖いという感じはなかったな。

 最後はパニックになる展開ではあり、ユキがいつの間にやら古いビデオ・テープを手にしている。

 そのビデオ・テープを二人が観る映像、そしてビデオ・テープ自体の映像が紹介される。

 ビデオを観た後、ユキの様子が変わっていき、何かに憑かれたのかと思うような感じである。

 その映像の後、次の投稿者の映像が紹介されるということで、ちょっと拍子抜けした感あり。

 しかし、その映像に映されているのは、あの圭介とユキのカップル。

 この偶然と、投稿者の〝圭介はヤバい奴、あいつのことを調べろ〟と半ば脅迫まがいに言われ、白石晃士は取材をすることに。

 やがて、圭介の素顔と過去が明かされていき、もしかすると圭介自身が何かに憑かれているのかなと思わされる。

 そして、次に紹介される二人の映像で、恐ろしき展開となる。

 怖さという点では弱かったが、圭介とユキに隠されているかもしれない真実が何なのかが気になる展開であった。

 結局、もう一人の投稿者、カラメとは何者だったのだろう。

/5

監督:白石晃士
出演:有川舞衣子、かいばしら、清瀬やえこ、沖田遊戯、小倉綾乃、揺楽瑠香、村上紅太、栗林忍、白石晃士
於:池袋シネマ・ロサ

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