23-283「イコライザー ＴＨＥ ＦＩＮＡＬ」（アメリカ）

９秒、その間に己の運命を選べ
　シチリアでの事件で負傷し心身ともに限界を迎えたマッコールは、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。
　身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にすることを心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。しかしその町にも魔の手が迫り、マッコールは大切な人々を守るため再びイコライザーの仕事を開始。
　やがて事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大していく。（「作品資料」より）


　デンゼル・ワシントン演じる元ＣＩＡエージェント、ロバート・マッコールの活躍を描いたアクション・サスペンスの第３弾。

　邦題では、〝ＴＨＥ　ＦＩＮＡＬ〟となっているので、これが最終作になるのだろうか。

　シチリアでことを行なっていたマッコールは、背中に銃弾を受け、重傷を負う。

　それを助けてくれたのは、海岸沿いの田舎町の人々。

　傷が回復するまで、町で過ごしていたマッコールは、町と人々を気に入り、安住の地としようと考え始める。

　しかし、どこにでも悪党というのはいるもので、街の人々を苦しめるギャングたちに怒りを感じ、マッコールは再びことを開始する。

　シチリアの事件でＣＩＡに通報するマッコールであるが、捜査官のコリンズとは浅からぬ繋がりがあるよう。
　　
　コリンズ自身はよく判っていなかったようだが。

　冒頭からマッコールがことをこなすシーンが繰り広げられ、これまで１９秒で仕事をこなしていたマッコールであるが、本作では、９秒でこなす。

　しかし、時間に関して言及したのは冒頭だけだったな。

　途中で時計を外すシーンがあり、殺しをやめようと考えたよう。

　時計をしないまま町での仕事を遂行したのかな。

　激しい殺戮シーンも冒頭だけという感じであり、やっぱりちょっと老齢になったがために動かなくなってきたのかな。

　これでラストというのも仕方ないのかな。

　ストーリーとしては、よそ者が町を気にいるものの、再び悪徳に立ち向かうというオーソドックスな感じ。　
　
　しかし、溜飲下がる展開であり、惹き込まれる作品だった。

　最後に冒頭に出てきた少年がまた出てくるかなと思ったりしたが。

/５

監督：アントワン・フークア
出演：デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、デヴィッド・デンマン、ガイヤ・スコデッラーロ、レモ・ジローネ、エウジェニオ・マストランドレア、アンドレア・スカルドッツィオ
於：ＴＯＨＯシネマズ日比谷