CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-165「名刺ゲーム B 3~4話」(日本)

2020年10月07日 22時04分50秒 | 日本映画
夢のサイズを間違えたんだよ
 ある地下のボイラー室。人気クイズ番組『ミステリースパイ』のプロデューサー・神田達也が目覚めると、密室に閉じ込められており、謎の首輪がはめられていた。床には大量の名刺が散乱。室内には同じく首輪をはめられた娘・美奈の姿もあった。
 そして突如神田の前に謎の男Xが現れ、名刺ゲームを仕掛けてくる。そのルールは、自分がもらった名刺を持ち主に正しく返し、もし間違えたら自分か娘の首が爆破されるというものだった。
 神田は娘を救うためにタイムリミット2時間の名刺ゲームに挑むが、そこにはある秘密が隠されていた。(「KINENOTE」より)


 WOWOWで放映されたドラマを2部作として劇場公開した作品。
 「名刺ゲーム A 1~2話」に続く、3、4話をまとめた一本。

 首に爆弾を巻かれ、床にばらまかれた名刺の中から指定された人物の名刺を見つけ出し、それを返すゲームを強いられる神田。

 それにしても、神田がこれまで受け取った多くの名刺、どうやって謎の男は手に入れたのかな、と気になる。

 先の2回は何とか見つけ出し、返すのだが、それまでに神田の傲慢さと非常識とも言える言動が明らかにされ、それが拘束されている娘の耳にも入ってしまう。

 更に名刺を返された人物への対処が、かなり凄惨なもの。

 この先、神田と娘の運命がどうなるのか気になるところで、3人目に関してのエピソードは、よく囁かれるエンターテインメント業界の裏側に関する話。

 そして最後、ついにゲームを仕掛けた男の正体が明らかになる。

 もしかすると関係しているのではないかという人物がいて、驚きを感じさせようとし、最後にはもっとどんでん返しを見せるという展開。

 この結末は、面白いと言えば、面白いのだが、それまでの凄惨なシーンなども考えると、ちょっと拍子抜けする感じもあったかな。

 ドラマ4話分ということで、2作合わせて4時間くらいある作品であったが、2時間くらいの映画と比べると、やはり時間が多いのか、結構長々と描写するシーンもあり、映画の描き方とちょっと違うかなという印象。

 いい意味で丁寧に描かれ、悪い意味でダラダラしていたかな。

 設定としては、面白かったし、エンタメ業界の裏側を描いたとして、興味深い作品ではあったな。

/5

監督:木村ひさし、瀧悠輔
出演:堤真一、岡田将生、大友花恋、河井青葉、落合モトキ、夏菜、柳ゆり菜
   モロ師岡、霧島れいか、梶原善、堀部圭亮、田口トモロヲ、木下ほうか、都丸紗也華
   杉山裕之、最上もが、イジリー岡田、ゆってぃ、ジョイマン、THE GEESE
於:シネ・リーブル池袋

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