CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-164「名刺ゲーム A 1~2話」(日本)

2020年10月06日 23時03分48秒 | 日本映画
夢の色って黒いと思いません?
 ある地下のボイラー室。人気クイズ番組『ミステリースパイ』のプロデューサー・神田達也が目覚めると、密室に閉じ込められており、謎の首輪がはめられていた。床には大量の名刺が散乱。室内には同じく首輪をはめられた娘・美奈の姿もあった。
 そして突如神田の前に謎の男Xが現れ、名刺ゲームを仕掛けてくる。そのルールは、自分がもらった名刺を持ち主に正しく返し、もし間違えたら自分か娘の首が爆破されるというものだった。
 神田は娘を救うためにタイムリミット2時間の名刺ゲームに挑むが、そこにはある秘密が隠されていた(「KINENOTE」より)


 2017年にWOWOWで放映されたドラマ、全4話を「A」「B」の2回に分けて、劇場で上映。

 まずは1話、2話となる「A」を鑑賞。

 一人の男が檻の中に閉じ込められた状態で目覚める。
 首には首輪を嵌められている。

 更に同じく首輪を嵌められた娘の姿もあり、そこに謎の男が現れ、檻の中の男にゲームを仕掛けてくる。

 檻の中の男は、人気クイズ番組のプロデューサー、神田達也。

 謎の男は、神田自身の命、あるいは娘の命を賭け、床に散らばった名刺の中から、その場にいる人物の名刺を返す〝名刺ゲーム〟に無理やり挑ませる。

 神田が名刺を探す中、9年前からの出来事が回想のように映し出される。

 それは、神田がクイズ番組を立ち上げるところから、人気を博すことによって、どんどん傲慢になっていく様が描かれる。

 そして返すように促された名刺は、かつて神田が傲慢さが故に虐げてしまった人物たちのもの。

 設定としては、命を賭けたゲームを行うことになるシチュエーション・スリラーであるが、回想によって神田自身の傲慢による悪行も明らかとなっていく展開。

 謎の男がゲームを仕掛けた目的は何なのか。
 そして明らかになっていく神田の横暴によって、何が変わっていくのか。

 華やかなTV業界の裏側で、実際にこのような横暴さというのは、やっぱり存在するものなのかな。
 パワハラを超えたような横暴さを見せており、ある意味典型的な男という印象であったな。

 とりあえず、2話分ということで、2件にわたる神田の横暴さが明らかになるという展開。
 
 ただ、これだけではまだ謎の男の目的は判らない。

 全てが明らかになるであろう後編にあたる「B」でどのような決着となるのかが気になるところである。

 作中、神田が働いているTV局の映像が何度も流れるのだが、どこか見た場所だなと思ったら、今就業している幕張のビルだったな。

/5 

監督:木村ひさし、瀧悠輔
出演:堤真一、岡田将生、大友花恋、河合青葉、落合モトキ、夏菜、柳ゆり菜
   モロ師岡、霧島れいか、梶原善、堀部圭亮、田口トモロヲ、須藤公一
   遠藤留奈、山村美智、木下ほうか、都丸紗也華、杉山裕之、飯伏幸太
於:シネ・リーブル池袋

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