17-317「ＤＣスーパーヒーローズ ｖｓ 鷹の爪団」（日本）

悪いのは、近所の評判と総統の膝だけです
　ジョーカー率いるヴィランたちが日本を急襲した。彼らの狙いは鷹の爪団の秘密兵器だった。
　さっそくジャスティス・リーグが東京に集結し、鷹の爪団と合流する。しかし、そのジャスティス・リーグからバットマンが脱退していた。そのため、ジャスティス・リーグが華麗なアクションを披露するや、鷹の爪映画の予算はあっという間に底をつき、大富豪バットマンの資金援助なしには、ザコすら倒せなくなってしまう。
　そこで、なんとかして自宅に引きこもっているバットマンを呼び戻そうとする鷹の爪団とジャスティス・リーグだったが。（「allcinema」より）


　人気ギャグ・アニメ「鷹の爪８　吉田くんの×（バッテン）ファイル」に続く、第９弾だと思われるシリーズ最新作。

　まもなく公開である「ジャスティス・リーグ」とコラボした、ちょっと豪勢な内容。

　パロディ・ネームではなく、ちゃんとそのままの名前でＤＣヒーローズが登場している。

　そんなわけで今回は特に予算が心配ということで、バジェット・ゲージはしっかりとアピール。

　もちろん総統や吉田くん、そして一応ヒーローであるデラックスファイターも健在である。

　
　日本にジョーカーら悪役であるスーパーヴィランがやって来て、鷹の爪団が持つ秘密兵器を奪い、目的を達成しようと目論む。

　ヴィランたちを追ったジャスティス・リーグの面々が鷹の爪団と合流し、ヴィランたちの企みを止めるため奮闘する。


　なかなか豪勢なコラボであるが、しっかり他の映画やアニメのパロディも取り入れている。
　更にジャスティス・リーグをパロった、吉田ジャスティス・リーグも登場。

　もちろん吉田くんの脱力的なギャグも健在で、冒頭からクスクス笑わせてもらったな。

　予算がなくなると、画が稚拙になっていき、完全に０になるとそのままホワイトアウト。
　しかし、予算が潤沢となるとその映像は思い切ったものとなり、白組やＧＯＮＺＯなどが製作したＣＧアクション映像になったりする。

　ヴォイス・キャストも山田孝之や安田顕、そして本物の声優たちを起用しており、やっぱり人気作品になったんだなと思わされる作品だったな。


　豪勢なコラボ、パロディと時事ネタで満載のギャグで笑わされると共に、変に感心させられたないう印象の作品であった。

/５

監督：ＦＲＯＧＭＡＮ
声の出演：山田孝之、知英、安田顕、鈴村健一、松本梨香、浪川大輔、高木渉、中井和哉、岩田光央
　　　　　内田彩、犬山イヌコ、金田朋子、大塚明夫、Ｋｅｎｋｅｎ、オカダ・カズチカ、ＤＯＴＡＭＡ、ＦＲＯＧＭＡＮ
於：シネ・リーブル池袋