CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-316「スカイ・オン・ファイア 奪われたiPS細胞」(中国・香港)

2017年11月04日 11時16分24秒 | 中国映画
かくも人生は儚いもの
 人間の寿命を延ばす可能性を秘めた完成間近のiPS細胞、スーパー幹細胞を乗せたトラックが襲撃される。
 愛妻を癌で失ったティンボ、妹を助けたい一心のジア、父の復讐を果たしたいジワンは、iPS細胞をめぐる利権が生み出した巨大な闇と対峙。やがて香港の街を巻き込み全面戦争に発展する。(「KINENOTE」より)


 癌を治せるというスーパー幹細胞を巡って繰り広げられる争奪戦と、その幹細胞に関わる過去の事件の真相が明らかになっていく様を描いたサスペンス・アクション。

 監督は「ワイルド・シティ」等のリンゴ・ラム。


 5年前に研究所が火災に遭い、細胞研究の第一人者であるパン教授が亡くなる。
 その研究を継いだコウユが、まもなくその研究を完成させようとしていた。

 しかし、その幹細胞を乗せたトラックが襲撃され、強奪されてしまう。
 犯人はパン教授の息子、ジワン。

 ダニエル・ウー演じるティンボはトラックを奪い返すため犯人たちに応戦する。

 最初、ティンボは警察かと思っていたが、研究所の警備員。
 一般人ではあるが、銃を携行して、撃ちまくっている。

 そんな状況の中、癌に冒された妹を救いたい一心で研究所にやって来たジアが、巻き込まれることとなる。

 三者三様の想いを抱えた中、幹細胞の争奪戦が繰り広げられ、やがて5年前の火事の真相にも迫っていく。

 
 研究所の所長であるコウユがことを収めるため送り込むのが、ほとんど殺し屋のような男たち。

 そんな男たちとバトルを繰り広げるティンボやジア。

 緊迫感ある戦いであったが、考えてみれば、ちょっとおかしな設定でもあったかな。

 病院内でも激しい銃撃戦が繰り広げられたりする。

 5年前の真相、そして犯人はすぐに想像がつく。

 その犯人に対し、ジワンやティンボたちが復讐を果たそうというクライマックス。

 研究所は地上888メートルに聳え立つビル。
 タイトルは、そのビルが爆破、炎上、倒壊していく様を表しているのだが、そんなビルが倒壊したら周囲への影響は莫大。

 違う意味でのSFアクションのようなシーンだったな。


 登場人物が感情だけで突っ走っているような話で、綿密さに欠けるような展開であったが、細かいところを度外視したアクションなどは楽しめる部分でもあったかなという印象の作品だった。

 多分、時代設定は近未来ということなんだろうな。

/5

監督:リンゴ・ラム
出演:ダニエル・ウー、ジョセフ・チャン、アンバー・クオ
於:シネマート新宿

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