CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-082「時間回廊の殺人」(韓国)

2018年04月02日 00時59分32秒 | 韓国映画
長い旅の果てに帰ってきた
 1992年11月11日。古い屋敷で夫が殺され、息子がこつ然と姿を消す事件が発生する。無実を訴える妻のミヒだったが、夫と息子を殺害した罪で懲役30年の刑に服す。
 25年後、仮釈放されたミヒは、息子を探し出すべく事件のあった屋敷へと戻る。
 一方、元受刑者のケアにあたるチェ神父は、ミヒのカウンセリングをする中で改めて25年前の事件に興味を持ち、独自に調べ始めるのだったが。(「allcinema」より)


 夫が殺され、幼い息子が行方不明になるという事件に遭遇するミヒ。
 しかし、彼女は夫と息子を殺した罪で逮捕され、懲役30年の刑に服すことになる。

 25年後、仮釈放となったミヒは、行方不明となっている息子を見つけ出すため、事件のあった家に戻って再び過ごすことにする。


 物語は、25年前に事件が起こるまでにミヒが遭遇する恐怖の過程を描きながら、現在のミヒが事件の真相を探りながら、恐怖に遭遇する様が描かれる。

 何かが家にとり憑いているような雰囲気は、話の序盤で判ってくるが、果たしてそれが何なのかはハッキリしない。

 しかし、最初にやって来た風水師は恐れ戦き、次に依頼した巫女は、どこか胡散臭げではあったが、彼女が家で行った儀式でミヒは恐ろしいものを見ることになる。

 仮出所したミヒのカウンセリングのため家を訪れる神父のチェも、彼女の話を半信半疑ながらも調べ始め、やがてその家にまつわる秘密を知る。


 老いたミヒが家の中で遭遇する出来事が、25年前にミヒと家族が遭遇する恐怖に繋がっていくという展開は面白かった。

 ある種、タイムトラベルもののSF要素があり、それにホラー要素も加わった作品。

 25年前の事件の真相が気になる展開。

 家の謎の真相が明らかにされると共に、25年前の事件の真相、そして息子の行方が明らかになる。

 なかなかよく考えられた話だなと感心したが、2013年に製作されたイスラエル映画「マザーハウス 恐怖の使者」のリメイクだったんだな。

 それでも、ホラー的な恐怖と複雑に絡む話の展開に惹き込まれる作品だった。

/5

監督:イム・デウン
出演:キム・ユンジン、オク・テギョン、チョ・ジェユン
於:シネマート新宿

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