CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-046「勇敢な市民」(韓国)

2025年02月13日 14時24分11秒 | 韓国映画

積極的に傍観します

 ソ・シミンは非正規雇用の教師として、ある高校に赴任するが、そこはセレブの息子である男子生徒ハン・スガンの暴力に支配されていた。

 正規雇用を望むシミンはトラブルを避けようと見て見ぬふりをするが、いじめの標的となった生徒とその家族にまで及ぶ暴力の実態を知り、立ちあがることを決意する。実はシミンは元ボクシング王者にして、数々の格闘技をマスターした最強のファイターだった。

 猫のマスクで正体を隠したシミンと学園の支配者スガンの戦いは、学園全体を巻き込むバトルへと発展していく。(「作品資料」より)

 

 元ボクシング王者のソ・シミンは、非正規の教師として高校にやって来る。

 正規採用を目指し、問題を起こさないよう心がける。

 シミンが赴任した学校は、一度退学し、20歳で復学したスガンが暴力で支配しており、ジニョンという生徒をいじめのターゲットとしていた。

 正規採用まで問題を起こさないようにしていたシミンはいじめの場面もスルーしようかとするが、ついに我慢が出来なくなったシミンは、ネコの面を被り、スガンとバトルを繰り広げる。

 20歳とはいえ、高校生とは思えぬ非道ぶりを見せるスガン。

 しかも父親は検事、母親は弁護士で学校では教師たちも手を出せない。

 完全な悪役である。

 そんなスガンに制裁を下そうとするシミン。

 幾度かの戦いの後、学園祭で生徒たちや先生たちの前で、スガンとシミンは戦うことになる。

 正規採用を目指しながら、正義のために立ち上がるシミン。

 ソ・シミンは韓国語で小市民を表すよう。

 それでこのタイトルなのか。

 シミンが戦い始めると、それまでのスガンの非道ぶりに重たくなる気持ちが晴れてくる。

 クライマックスでの対決は、正に爽快感があったな。

 アクション・コメディということで、シミンのキャラなどコミカルな部分もあったが、スガンの非道さがコメディを思わせない程で、それが故に最後には爽快感を得られる話であった。

/5

監督:パク・ジンピョ

出演:シン・ヘソン、イ・ジュニョン、パク・ジョンウ、パク・ヒョックォン、チャ・チョンファ

於:グランドシネマサンシャイン池袋


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 25-045「悪鬼のウイルス」(... | トップ | 25-047「リアル・ペイン 心... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国映画」カテゴリの最新記事