CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-030「ある用務員」(日本)

2021年02月08日 20時29分51秒 | 日本映画
言うべきことは、言うべき時に言え
 元暴力団員だった父を持つ深見晃は高校の用務員として働きながら、父の兄弟分の娘・真島唯のボディーガードとして密かな人生を送っていた。
 ある日、暴力団の抗争が勃発し、唯が標的にされてしまい。(「KINENOTE」より)


 高校の用務員として働く青年、深見晃。

 幼い頃、暴力団員であった父親を殺され、父親の兄弟分であった真島善喜に引き取られるが、そこで教育を受け、暗殺者となる。

 実は善喜の高校生の娘、唯を見守るため用務員として働いているよう。

 高校生にバカにされながら、唯を見守る深見であったが、父親殺しの真実を知り、更に善喜が死んだことによって、跡目争いが勃発。
 唯も狙われることとなり、深見は唯を護るため闘いに挑む。

 休日の高校、補習にやって来た唯を殺し屋たちが次々と襲い掛かり、深見は唯を護りながら、闘っていく。

 父親のように育てられた男と殺された父親との間の真実から、その死による跡目争いの勃発、ことは唯が標的となる展開。

 学校という空間の中で繰り広げられるアクション。

 そして、そんな激しい攻防が繰り広げられる中、唯を狙う腹違いの兄弟、本田の言動が、ちょっとクレイジーなのか、笑いを誘引するものであり、それが張り詰めた緊張感を緩和するものになっていたな。

 アクションは、ガン・アクションから肉弾戦まで見せてくれる。

 用務員として働き、バカにされていた男が、実は凄腕の殺し屋という設定は面白く、不利な状況で命を賭けて護るという展開、そして激しいアクション・シーンに魅せられる一本だった。

/5
 
監督:阪元裕吾
出演:福士誠治、芋生悠、前野朋哉、般若、一ノ瀬ワタル、清水優
   北代高士、伊能昌幸、近藤雄介、尾崎明日香、伊澤彩織
   高石あかり、犬童美乃梨、波岡一喜、野間口徹、渡辺哲、山路和弘
於:シネマート新宿

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