四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

高田渡『三億円強奪事件の唄』

2020-12-10 11:04:14 | 音楽
1968年12月10日。
東京府中市で発生した三億円強奪事件。
この事件があったころは、まだ僕が小学生だった。

テレビのニュースではモンタージュ写真が。
警察官の格好をした犯人の写真。
今でも脳裏に焼き付いている。

この『三億円強奪事件の唄』を知ったのは高校生の頃だったかと思う。
非売品のレコードをもらってよく聴いていた。

♪ヤマハのバイクを白く塗り 警官装い まちぶせを
 めざすは 信託銀行の ボーナス積んだ セドリック

<語り> なお逃走に使われた車は トヨタのカローラとみられます

♪事に気づいた銀行員 あわてふためき警察へ
 連絡受けた警視庁 銀行支店長 東芝社員
 保険会社に新聞社 こりやぁ~事だと おどろいた!

この歌で事件の内容を知った。
そうかヤマハのバイクだったのか。
逃走車はカローラだったのか。
ボーナスは東芝社員に渡すものだったのか。

♪事件は山こえ年をこえ 努力努力のかいもなく
 ヤミからヤミへの鬼ごっこ いつまでつづくやら

♪冷たいお墓のその下で ねずみ小僧が笑ってらぁ
 八っつあん 熊さんも三代目 あれから百余年

1975年(昭和50年)12月10日に公訴時効が成立し未解決事件となった。 
高田渡さんは、この事件が未解決になることを予想していたようにも思われる。
フォークソングから学んだ三億円強奪事件の概要であった。

高田渡 三億円強奪事件の唄
コメント
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