四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

森田童子『みんな夢でありました』

2023-02-28 17:06:21 | 音楽
1972年2月28日。
あさま山荘、人質をとって立てこもった連合赤軍の5人逮捕。
学生運動もこれにより急速に下火となっていく。

 ♪あの時代は何だったのですか 
  あのときめきは何だったのですか 
  みんな夢でありました 
  みんな夢でありました 
  悲しいほどに 
  ありのままの君とぼくが 
  ここにいる

あの時代はなんだったんだろう。
私たちの上の世代。
学生運動に対してどう思うか、
と問いかけられたら正直分からない。

 ♪ぼくはもう語らないだろう 
  ぼくたちは歌わないだろう 
  みんな夢でありました 
  みんな夢でありました 
  何もないけど 
  ただひたむきな 
  ぼくたちが立っていた 

革命。時代は変わる。
あの熱意。
みんな信じていたのだろうか。

 ♪キャンパス通りが炎と燃えた 
  あれは雨の金曜日 
  みんな夢でありました 
  みんな夢でありました 
  目を閉じれば 
  悲しい君の笑い顔が 
  見えます 

子どもの頃テレビで見たデモ行進。
火炎瓶、赤々と燃える街の風景。

あさま山荘犯人逮捕の翌日。
中学1年生だった自分。
担任から衝撃な話しを聞かされた。

犯人の一人は同じ中学の出身。
父親は教師。
担任は教え子だった。
父親の教師は先輩でもあった。

今でもその担任からの話しは、はっきりと覚えている。

 ♪河岸の向うにぼくたちがいる
  風の中にぼくたちがいる
  みんな夢でありました
  みんな夢でありました
  もう一度やりなおすなら
  どんな生き方が あるだろうか

森田童子さんの『みんな夢でありました』
学生運動をふりかえった歌と言われている。

 ♪もう一度やりなおすなら
  どんな生き方が あるだろうか

最期の2行の歌詞が切なく考えさせられる。

森田童子/05 みんな夢でありました
コメント (5)
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