こんにちは。
事務局次長の宮垣です。
約2ヶ月前、東別院の境内で行われた御坊夏祭り。
ボランティアセンターも、東北グルメをお届けすることで被災地を応援しようと、
飲食ブースを出店させて頂きました。
ボランティアの岩下さんが味付けして下さった、山形名物「玉こんにゃく」と
東北産直プラザみちのく屋店長若林さん手作りの、岩手は陸前高田名物「味噌ホルモン」
どちらも大好評頂き、たくさんの方に召し上がって頂くことができました。
その結果10,128円を、愛知ボラセンのワンコイン・サポーターズを通して、
震災でお父さん・お母さんを亡くした子どもたちへの応援金として寄付することができました。
ご来場頂けましたみなさま、本当にありがとうございました。
愛知ボラセンの活動は、いつも多くのボランティアさんのご協力があって成り立っています。
御坊夏祭りにも、本当に多くの方が関わって下さいました。
現地ボランティアの出発式に毎週欠かさず駆けつけ、
とっても甘いバナナを差し入れてくださったり、受付を手伝ってくださる、
森林を守るバナナくらぶのみなさま。
笑顔が本当に素敵です。
いつもニコニコして来てくださるので、お会いできるともうなんだか無条件で嬉しくなってしまいます。
見るだけで人を幸せにするこの笑顔、見習わなければいけません。
お祭り大好き、こういったイベント事には欠かせない、
とっても頼りになる常連ボランティアのみなさま。
現地ボランティア活動「くぐなり食堂」の名古屋での準備を毎週欠かさずお手伝いくださる森下さん、
ここぞとばかりに頭に耳くっつけてはしゃいでおられます。
いくつになっても「楽しむ」ことに貪欲なその姿勢、見習わなければいけません。
私宮垣も、夏祭りの実行委員として、ゴミの分別のお手伝い。
楽しそうなボランティアさんを横目に、何気にこっそり働いておりました。
うん、偉いぞ私。
お手伝いはできないけど食べに来たよ、と顔を出して下さるボランティアさんもたくさんいらっしゃいました。
直接お手伝いは頂けなくても、普段なかなかお会いできないボランティアさんにお会いできるだけで、
本当にパワーを頂く事ができます。
今回も本当にたくさんの方に応援して頂き、無事イベントを終えることとができました。
なによりご参加くださったみなさまが、浴衣着て、花火見て、
食べて、飲んで、思い思いに楽しみながらお手伝いしてくださったことが、嬉しくてなりません。
そういう姿を見ると、スタッフ一同「やっぱりやって良かった!次もがんばろう!」と、またモチベーションを新たに、がんばることができます。
みなさん、本当にありがとうございました。
そして昨日エール2ndの実行委員会の募集が始まり、
来年の3月に向けて本格的に動き始めることとなりました。
昨年のエール1stも実行委員会を立ち上げ、約半年間準備を進めました。
正直楽しいことばかりではありませんでした。
ボランティア同士ぶつかることもたくさんありました。
ボランティアなのに、なんでこんな嫌な思いをしなくちゃいけないんだろう?
そう思った方もいらっしゃったかと思います。
しかしそれは偏にエール1stというイベントの成功を目指したから、
真摯に被災者の方々の追悼と応援の想いを形にしたいと思ったから故だと思います。
そして、そんな真剣な思いを重ね合って成功させたエール1stを経たからこそ、
今の私たちの信頼関係、人間関係があるのだと思います。
夏祭りのようなイベントを行う度に、
駆けつけて下さるボランティアさん同士の強い結束を感じずにはいられません。
そして、ここ地元愛知にこんなにも暖かくて心強いつながりがある、
この事実が本当に大切なことだと思うのです。
愛知ボランティセンターの活動は、被災された方々を応援することです。
しかし、そこで終わりではありません。
応援物資を集め、それを届け、泥出しをし、ガレキを撤去し、食事を作り、お話を伺い…
これらのボラセンの活動を通して、愛知でたくさんの仲間が出逢った。つながった。
現地ボランティアにしても、ワンコイン・サポーターズの事務作業にしても、エールの企画・運営にしても、
これらの活動を通して、多くの人々が集い、
一緒になってひとつの目標に向かって協力し、確かな成果を残していく。
その過程で形成される人々のつながりは、今後想定される東海地方での大震災において、
何よりも強い力となるはずです。
昨年のエール1stでもSmile宣言として発表しましたが、
どれだけ災害に対して備えても、想定外のことは起こるでしょう。
防災には限界があります。
自然の前に、私たち人間はあまりに無力です。
そのとき大切なのは、何が起こっても、一緒に手を取り合って前に進んでいける仲間がいることです。
そんな仲間を作ることは、被災者の方々を応援することと同等に大切なことだと思います。
被災し大切な人を失った方々が私たちに語りかけて下さる
「もうこんな悲しみを感じる人が今後生まれて欲しくない。絶対に生き残って欲しい。」という想いに
しっかりと応えるためにも、大切なことだと思うのです。
今回夏祭りを振り返り、愛知ボランティアセンターは本当に多くの素敵な方々と出会うことができたんだと、
何よりも心強いたくさんの仲間がいるんだと、改めて感じました。
そしてこの輪を、もっともっと広げていかなければいけないと思いました。
そういった意味も込めて、そしてもちろん被災者の方々への追悼と応援の意味も込めて、
エール2nd、多くの方々と一緒に創り上げるイベントにできたらと思います。
これまで関わって下さった方も、これから関わろうと思って下さる方もみんなで、
最高の仲間が集う「チーム愛知ボラセン」を創っていきましょう。
よろしくお願い致します!