BBの覚醒記録 

無知から覚醒に至る一つの記録です。「是々非々」がモットーで必要なら、
支持する政治家や弥栄を願う皇室への批判も厭わず。

三島由紀夫の檄を、今こそ!!

2018-06-24 | 皇室問題

以下は、市ヶ谷駐屯地における三島由紀夫の檄文です。1970年(昭和45年)11月25日。関の孫六の抜き身を陽光にきらめかせ、三島が文字通り命を賭して吐いた言葉とは一体、何だったのか。

爾来、約半世紀。

当時は、極右の奇矯な言動としてしか受け取られず、これほど自衛隊大事の男に、自衛隊員はその心を読み取れず罵声を浴びせたのでした。

自衛隊員が罵声を浴びせるべきは、別にいたのに・・・・・。でもまだ、人々の意識がそこには至っていずGHQ施策の悪しき戦後レジウムの催眠術に国民が等しくかかっていた時でした。

安倍総理が孤軍奮闘している、憲法改正。今こそ、当時は奇矯であった三島の主張がようやく、人々の胸に届き始めました。

 

 

私は、自衛隊に、このような状況で話すのは空しい。しかしながら私は、自衛隊というものを、この自衛隊を頼もしく思ったからだ。こういうことを考えたんだ。しかし日本は、経済的繁栄にうつつを抜かして、ついには精神的にカラッポに陥って、政治はただ謀略・欺傲心だけ………。これは日本でだ。ただ一つ、日本の魂を持っているのは、自衛隊であるべきだ。われわれは、自衛隊に対して、日本人の………。しかるにだ、我々は自衛隊というものに心から………。
 静聴せよ、静聴。静聴せい。
 自衛隊が日本の………の裏に、日本の大本を正していいことはないぞ。
 以上をわれわれが感じたからだ。それは日本の根本が歪んでいるんだ。それを誰も気がつかないんだ。日本の根源の歪みを気がつかない、それでだ、その日本の歪みを正すのが自衞隊、それが………。
 静聴せい。静聴せい。
 それだけに、我々は自衛隊を支援したんだ。
 静聴せいと言ったら分からんのか。静聴せい。
 それでだ、去年の十月の二十一日だ。何が起こったか。去年の十月二十一日に何が起こったか。去年の十月二十一日にはだ、新宿で、反戦デーのデモが行われて、これが完全に警察力で制圧されたんだ。俺はあれを見た日に、これはいかんぞ、これは憲法が改正されないと感じたんだ。
 なぜか。その日をなぜか。それはだ、自民党というものはだ、自民党というものはだ、警察権力をもっていかなるデモも鎮圧できるという自信をもったからだ。
 治安出動はいらなくなったんだ。治安出動はいらなくなったんだ。治安出動がいらなくなったのが、すでに憲法改正が不可能になったのだ。分かるか、この理屈が………。
 諸君は、去年の一〇・二一からあとだ、もはや憲法を守る軍隊になってしまったんだよ。自衛隊が二十年間、血と涙で待った憲法改正ってものの機会はないんだ。もうそれは政治的プログラムからはずされたんだ。ついにはずされたんだ、それは。どうしてそれに気がついてくれなかったんだ。
 去年の一〇・二一から一年間、俺は自衛隊が怒るのを待ってた。もうこれで憲法改正のチャンスはない!自衛隊が国軍になる日はない!建軍の本義はない!それを私は最もなげいていたんだ。自衛隊にとって建軍の本義とはなんだ。日本を守ること。日本を守るとはなんだ。日本を守るとは、天皇を中心とする歴史と文化の伝統を守ることである。

おまえら聞けぇ、聞けぇ!静かにせい、静かにせい!話を聞けっ!男一匹が、命をかけて諸君に訴えてるんだぞ。いいか。いいか。
 それがだ、いま日本人がだ、ここでもってたちあがらなければ、自衛隊がたちあがらなきゃ、憲法改正ってものはないんだよ。諸君は永久にだねえ、ただアメリカの軍隊になってしまうんだぞ。諸君と日本の………アメリカからしかこないんだ。
シビリアン・コントロール………シビリアン・コントロールに毒されてんだ。シビリアン・コントロールというのはだな、新憲法下でこらえるのが、シビリアン・コントロールじゃないぞ。
 ………そこでだ、俺は四年待ったんだよ。俺は四年待ったんだ。自衛隊が立ちあがる日を。………そうした自衛隊の………最後の三十分に、最後の三十分に………待ってるんだよ。
 諸君は武士だろう。諸君は武士だろう。武士ならば、自分を否定する憲法を、どうして守るんだ。どうして自分の否定する憲法のため、自分らを否定する憲法というものにペコペコするんだ。これがある限り、諸君てものは永久に救われんのだぞ。
 諸君は永久にだね、今の憲法は政治的謀略に、諸君が合憲だかのごとく装っているが、自衛隊は違憲なんだよ。自衛隊は違憲なんだ。きさまたちも違憲だ。憲法というものは、ついに自衛隊というものは、憲法を守る軍隊になったのだということに、どうして気がつかんのだ!俺は諸君がそれを断つ日を、待ちに待ってたんだ。諸君はその中でも、ただ小さい根性ばっかりにまどわされて、本当に日本のためにたちあがるときはないんだ。
 そのために、われわれの総監を傷つけたのはどういうわけだ
 抵抗したからだ。憲法のために、日本を骨なしにした憲法に従ってきた、という、ことを知らないのか。諸君の中に、一人でも俺といっしょに立つ奴はいないのか。
 一人もいないんだな。よし!武というものはだ、刀というものはなんだ。自分の使命………。
 それでも武士かぁ!それでも武士かぁ!
 まだ諸君は憲法改正のために立ちあがらないと、見極めがついた。これで、俺の自衛隊に対する夢はなくなったんだ。それではここで、俺は、天皇陛下万歳を叫ぶ。
 天皇陛下万歳! 天皇陛下万歳! 天皇陛下万歳!

........ここまで

注 欺傲心⇒ぎごうしん

おごりたかぶりって、あざむこうとする心。

シビリアン・コントロール⇒civilian control of the military 文民統制
文民であるところの政治家が軍隊を統制。政軍関係における基本。すなわち、軍事より政治が優位にある。

以下はコメ欄に寄せられたコメント二種です。優れた洞察であると思うので、転記させていただきます。

 


・・・・以下、転載

 

最近のサヨクのコアは朝鮮人というのは、事実だと思う。

 (さよならサヨク)2018-06-09 20:37:38

1970年代の大学は、学生運動に参加する奴が1割か2割、参加してなくても大体みな左翼、ノンポリでも左翼がかっており、右翼は見たことも聞いたこともない

当時は朝日新聞と岩波書店の反復報道で左翼進歩的知識人と言う刷り込みが浸透しており、学生は全員それを真に受け左翼になった

しかし、普通の学生の間では韓国も北朝鮮も全く話題にはならない。マルクス、レーニン、毛沢東、ゲバラ、永久革命、米帝、階級闘争だけで左翼は何時間でも何年でも議論していた。

ところが、最近のマスコミも野党も、韓国と北朝鮮の事ばかり取り上げる。これは、彼らの関心事がそこにしかないからであり、普通の日本人は今でも韓国や北朝鮮なんかに興味はないし、どうでもいい。

従って、通名者がマスコミ、野党、弁護士、教員などに浸透し、劣等感と僻みの裏返しで、人生を日本に対する復讐心だけで生きて活動しているのだと思う

・・・・・ここまで

BB注 朝鮮人のressentiment(ルサンチマン)のみではなく、最終目的が日本乗っ取りです。日本人を、戦後以来営々と密かに築き上げてきた朝鮮人社会の支配下に置くこと。

 
◆さよならサヨク様へ (哲弥)
2018-06-09 21:49:10
 
あなたのコメントに一字一句賛同いたします。
1970年台に朝日はインテリ層が読むものと喧伝されておりました。天声人語が名文と言われ、朝日ジャーナルは大学生には必読とまで言われました。
マルクス、レーニン、社会主義、共産主義が地上の楽園だと刷り込まれ、白土三平のカムイ伝だのが闘争階級の闘いを描いたと賛美されていましたね。
ちょうどジョンレノンがイマジンを歌い、街にはヒッピーが現れピースマークが流行しました。
ベトナム戦争の不毛さを忘れるかのようにフーテンと呼ばれる連中が沢山いた時代です。
戦後からまだ20何年しか経っておらず、戦争の真実を語ることを良しとしなかった時代です。
つまり進駐軍から置き土産にされたシビリアン・コントロールが朝日、岩波から施されていた時代です。当時は左翼は知的であるという幻想に侵されていました。それが今現在に通じるのでしょう。
三島由紀夫が自衛隊で事件を起こしたときの全文を読むと、三島が何をどう考えていたのか、今ならはっきりと理解できます。
http://www.geocities.jp/kyoketu/61051.html
最後の「天皇陛下万歳」というのも三島のアイロニーだと思っています。
昭和40年台に学園闘争に明け暮れた連中は今は団塊の世代で、沖縄の基地反対運動とかも彼らが行っているのでしょう。三里塚闘争も結局成田空港という利便性を失くしただけで、日本のハブ空港としての利点を無くしました。
彼らの革命思想は、日本国の国体の弱体化が理想なのでしょう。
立憲民主党の枝野代表あたりも革マル派でしたし。
今の日本は北朝鮮よりも酷い状態なのかも知れませせん。飼いならされた鵜のように何も思考せず「反対」だけを言い続ける野党の支持者を見ているとつくづくため息が出ます。
 

◆さよならサヨクさま、哲弥さま (BB)

2018-06-09 23:54:43
史実を正確に踏まえた、とてもいいコメントだと拝読しました(僭越ですが)
BBの以下のコメントを含め、いずれ記事として転載させて頂きたいのですが、お許し願えますでしょうか?


>最後の「天皇陛下万歳」というのも三島のアイロニーだと思っています。

アイロニーでもあれば、絶望の声でしょう。三島は、戦後日本と皇室が辿る道筋を、明晰に見据えていたと思われます。


三島由紀夫の短編小説「英霊の聲』は、二・二六事件で銃殺刑に処せられた青年将校と、特攻隊員の霊が、天皇の人間宣言に憤り、呪詛する様を描いた作品ですが、「などてすめろぎは人間(ひと)となりたまひし」という血を吐くような言葉を、言わせています。

昭和大帝への批判として短絡する向きもあるかと思いますが、GHQに拠る皇室弱体化政策への、絶望ではなかったでしょうか。今上から皇太子殿下、そして皇后陛下から雅子妃に至る皇室弱体化・変質への道筋を見通していたものと、思われます。

・・・・・・ここまで
 
◆ご自由にお使いください。 (哲弥)
2018-06-10 00:16:23
私は60年安保後半から70年台安保の流れをリアルタイムで見ております。
学生運動の盛り上がりも存じております。
三島の市ヶ谷での事件は、彼の中に存在する大和の国「日本」を壊し続ける戦後の日本人もどきを嘆いたものだったのだと思っております。
あのときの報道は時代遅れの右翼の暴挙という流れになりましたが、現代の視点で俯瞰すると三島は昭和から平成へと変わりゆく皇室を本気で嘆いていたのだと思っております。
戦前の学習院の空気も知っていたからこそ、今上陛下の不甲斐なさを読んでいたのだと思っております。
右翼だとか皇国主義ではなく、三島独自の美学に反していたからの決起だったのだと今は理解しております。

・・・・・・・ここまで

今でこそ「アカが書き、ヤクザが売って、バカが読む」として、日本国解体の正体が知られた朝日新聞ですが、当時は知性の象徴だったようでそのコラムである「天声人語」は受験に出るという触れ込みで日教組教師にノートに書き写させられたりなど、青少年の左翼化洗脳に利用されていたのでした。

 

2016年、9月28日。

「起立・拍手の光景」

衆院本会議での安倍総理や自民党議員への揶揄・批判内容であり、現在と全く変わらず。

その中身は・・・・

「安倍晋三首相が所信表明演説で領土などを守る決意を述べたあと、海上保安庁、警察、自衛隊に『今この場所から、心からの敬意を表そうではありませんか』と呼びかけた。自民党議員たちが一斉に立ち上がって拍手を始め、首相も壇上から手をたたいた」

「同調圧力という言葉がある。空気を読んで周りの行動にあわせるよう、強いられることをいう。就職活動で黒いスーツを着る、ママ友に話をあわせる、カラオケでみなが知っている曲を選ぶ……。おとといの衆院本会議でも、それらしい光景があった」

 

そして、その天声人語の内容が即、中国の実質的軍機関紙に転載されていたのです。

 

・・・・・ここまで

総理の呼びかけに答えず、座ったままなのが売国議員たち、現在の立憲民主党や共産党議員たちです。

 

領土を守ろう、自衛隊に敬意を示そうという総理の呼びかけをかくも貶める・・・・

日本大事の者たちではありません。

 

 

参考過去記事

日本の「左翼運動」は「朝鮮民族開放運動」だ!!
(2018-06-08 00:29:17 | 在日問題)

 

祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え 

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