小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

医者の節税対策の勧誘

2008-12-01 18:21:27 | 医学・病気
マンションの名義貸し。先物。

医者になると、大抵の人が経験していると思うが、色々な変な電話がかかってくる。卒業生名簿を手に入れて調べてかけてくるのである。一番多いのは節税対策としての、マンションの名義貸し、の勧誘である。また先物の勧誘もあった。これがしつこいったらありゃしないのである。「お医者様」(別冊宝島)のはじめに、このインチキさが書かれている。病院の勤務中や家にも夜遅くまでかけてくる。それ自体からして非常識である。一度、病院に来て先物の勧誘までされた。私は先物なんかに絶対、手を出さない。その人の進める根拠は、日経新聞に、それが絶対、上がる、と書いてある、という根拠を強調した。私はそんな根拠など全然、信じてない。そんなに確実に上がるものなら、日本人全員が、それを買うだろう。絶対上がると日経新聞に書いてあるものは、その後に政府や民間の介入が入るに決まっている。
そんなに信頼できる金儲けなら手前の金でやればよかろう。こういう手合いは他人の金を元手にして、ギャンブルを楽しんでるような輩である。実際、上がった場合は、儲けの何割かを渡す。しかし、下がった場合は出資した金はパーになるのである。その後、病院に電話までかけてきた。失礼なほど態度がでかい。その後、数ヶ月して、先物の相場が下がったことを残念そうに電話してきた。私が最初に、断ったので、笑ってると思ったのだろうが、私は相場の動向なんか興味が無いから見ていない。

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