城郭 長谷川博美 基本記録

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城郭の深淵 城の沼 初心者 先達

2022-03-02 08:41:15 | お城日記
城郭の深淵 城の沼 初心者 先達
◆対談者
 孫達が突然姫路城の天守閣と石垣に目覚めて
姫路城へと旅行に出かけました私としては残念
 
◆長谷川
いいじやないですか御孫さん達にとり観光です。
 
◆一般者
私は城観光に慣れているんですが、ある日突然
朝食で「うっわ」を見て大変驚いたのですよ!
うつわ「器」って一体何んだと考えた。うつわ
の本質はお茶や水や御飯や汁が流落ちない為の
「囲い」こそ「うつわ」だと器の本質を悟った。
 
◆対談者
私はこのブログで城の本質「くるわ」が人間を
収容する「うつわ」である事に突然気付いた!
つまり城の本質とは囲いの空間を事を悟った!
つまり人間を入れる「うつわ」が城の本質だと
突然解ったんです!くるわを見る事が城見学の
本質だと今更ながら哲学して悟った訳なのです。
 
◆質問者
長谷川先生の講演や見学会には先生を40年前か
ら知ってる人も30年前から知っている人も20年
も前から知ってる人10年前から知ってる人も来
られて本当に様々人が御来訪されますよね!?
中には先生から離れて他会に行かれた人々へも
先生は丁寧に会釈挨拶をされて非常に驚きます?
 
◆長谷川
ケンカしても本当の友達は友達でしょう?再度城
を勉強する気ならば大切な尊重すべき学友で朋友!
 
◆対談者
長谷川先生から教示された事がある日突然に
解る事があるんですよ。まあ城見学の哲学的
な事や城郭構造的な事なんでしょうが長谷川
先生が20年前に教えて頂いた事が2021年と言
う年月を費やし今ようやく突然解る事もある。
研究に研究を重ねた結果として人は大悟する。
城や城郭のまさかフレーミングや構図などの
基本設計線があるなど日本中誰も気付かない。
 
◆器「うつわ」にも構図、四角や丸がが存在
するならば城郭にも構図デザインがある大変
重要な事に気付いた訳!たがら動画見直した。
これからもこの動画は日本中の人が視聴する。
城郭は謙虚な見直し、考え直し、反省、内省
に立脚して研究が進捗するもので否定でなく
可能性の発見隠された築城術の本質解明です。
 
 
◆質問者
城郭遺跡の評価が先生により異なるのは何故?
 
◆長谷川
一般にこれは主観と呼ばれています、先ず学問
を最初に始めた段階で文献史学、考古発掘分野
城郭遺跡調査、郷土史研究、民俗学的研究また
歴史地理分野、など数多くの分野が存在します
が自分が最初に学んだ事は終生初期学習記憶と
して記憶され脳内固定されますから自分の目指
す学問分野への志向や趣旨路線変更は基本無理。
従って城旅行から始めた人は基本が旅行にある。
城ハイクから始めた人は基本がハイキングです。
人間は初めて行った経験が城の基本になります。
 
◆対談者
でも、私はハイキングや探訪から城郭見学へと
移行しました、切り替えましたよ、偶然に山中
で長谷川先生に遭遇して、城の曲輪「くるわ」
の概念が理解できました。すると一の曲輪や
ニノ曲輪や三の曲輪が次々と理解出来てきた訳
そしたら本当の城の規模や巨大さ認識できた。
私でも城が解った。うつわ。くるわ。を理解
した。すると以前の城探訪よりも100倍楽しい。
 
◆一般者
対談者さんは頭が良かった!理解力に優れてた!
 
◆対談者
以前城址見学をしていて私は〇〇〇〇先生から
直接学んだ弟子であるから優秀ですと自賛自慢
をされて私は気分を害しました。恩師を尊敬し
尊崇する事は良いのですが人はどの様に優れた
人材であってもミステイクや誤認や誤解が必ず
発生するもので城郭遺跡を見学する場合の根本
たる先生や師匠とはやはり現地城郭遺構を観察
考察しようとする真面目で真摯で真剣な精神性
だと常に思います。従って私は長谷川先生自身
を恩師、講師、教官、としては全く尊崇しない。
 
◆長谷川
直裁で素晴しい考えや発想と真に感心致します。
真実は現場に厳然と存在して城跡こそ真の先生。
魚類を研究するなら魚を必死に見学する事です。
昆虫を研究するなら虫を必死に見学する事です。
羽を取った昆虫標本を最高だと研究家は言わず
竪堀や竪土塁を無視した城見学は城見学でない。
 
◆質問者
城を学ぶ上で良い先輩先先達に巡り会う事は?
ハイキングや旅行とは違う城郭遺跡見学を希望!
 
◆長谷川
このような人を慎みて御推薦申し上げます。
 
1 社会的に無名の人材かつ真摯な研究家
2 城郭遺構の基礎基本に精通している人
3 城郭縄張図をみずから書ける能力の人
4 社会から隠れ地道に城郭遺跡研究の人
5 遺跡遺構全体を冷静繊細に解説の先達
6 驕らない誇らない謙虚な学究肌の人者
 
 以上のような人は城郭遺跡調査や解説に
精通しておられて城郭遺跡見学を学ぼうと
する城郭遺跡見学希望者様には最適ですよ。
 
◆対談者
城とは森林の中に歴史の証人として隠れて
ます。隠れてる城を学ぶ為には隠れ人材が
一番知ってる劉備の如く諸葛亮を探す事よ。
 
◆対談者
私は城ハイキングに参加して城郭遺跡を見学
しない事に立腹したんです。城めぐりツアー
に参加したが自由時間あるが曲輪の解説なし
でもうこんな事やってられないと激怒した人。
 
◆批判者
ああら?バカじやないの!そんなのアンタが
チラシの表題にある「遠足」「ハイキング」
「ウオーク」文字を落とす勘違いの、お馬鹿
さんでしよ!?そもそも土塁とか曲輪とかを
見る事って特殊趣味や学問分野の世界の事よ!
土塁や曲輪を見る事はマニアックな変人さん!
 
◆達観者
遠足や城旅に激怒した事は重要な意味合いが
あると思います。何故ならば城郭遺跡を見た
いと言う自分の心の本心に気付いた人です!
城郭見学に行って、樫原城の一文字土塁を
見落とした事が残念だと思う心があるのな
らば、心理学的に評価するならば城郭遺跡
を完璧に見学したいという自分の深層心理
に気付いた事つまり自己発見したと言う事。
深層心理は普段自分自身が気付かない自分。
 
◆長谷川
冷静に社会観察しましよう。熱心に城郭を
見たいと願う人々を社会は3通り社会的視線
で評価しています。時に冷ややかに観察する。
 
1 ただマニアックな お城オタク愛好家様
  趣味
 
2 厳格に城郭遺跡の実態を把握したい学者
  学問
 
3 民間の私有地に入り込み土地の山菜奪取
  盗人
 
◆反論者
何を言われます。私2の向学の城郭見学者だ!
 
◆長谷川
冷静に社会を観察しましよう。同じ歴史愛好家
でも公共の図書館の書籍を「切り取る人」また
「歴史書に朱線」を書き込む人。線を引く人も
歴史城郭を学ぶ場合は品行方正紳士的な人希望!
 
◆対談者
歴史学ぶ人って!?紳士でしょう。高尚に学問
を貴ぶ倫理観や道徳観に優れた人だと信じたい!
 
◆長谷川
そう紳士淑女と学問や見学を推進する事が理想
ですが人間社会は様々な人が存在し注意が肝要!
 
▼大垣市上石津町の樫原城主郭西の堀切写真
雪は堀底の形状や堀切断面を真摯に示唆する。
▲被写体は余呉城郭研究会第一期会長の田畑喜久弘氏
◆質問者
今回の投稿の要点とは?
 
◆対談者
この投稿を見て樫原城遺構を全て見られず
に見逃したと感じる人は城郭見学者の素質
や気質を向学心を元来持っている人ですね。
逆にこんな投稿記事心に響かないやどうで
もいいやと感じた人は元来城が好きでない。
自分が本当に城が好きかは自分の心を見る。
 
◆長谷川
ああそうですか?城郭遺跡を見たい人は現実
には社会に存在しないと感じてる昨今ですが?
 
◆対談者
講師先生の表情を観察していても先生の本質
が見えますよ。講演に多数の入場者がある時
は気色満面の表情をされたらその先生の本質
は学術家ではなく興業屋で数の論理に重きを
おく現実主義者さんです。真に学術の人なら
当日参加された数が例え少数でも熱心な学習
や考察される学問への希求が参加者に感じら
れた時にこそ気色満面の向学への充実的満足
の表情される。今日の講演は本当に有意義と。
 
◆現実家
笑止千万ですな!選挙においては得票数が肝要
だ!企業においては利益数値が上昇した事こそ
つまり、数値や数の論理こそが現実実績ですよ。
仙人の如く霞を喰い人は生きて居られない現実。
 
◆対談者
塹壕鹿柵「ざんごうろくさく」土木工事こそ城!
古戦場や古城に残る塹壕の跡は現実と言えます!
現実に目をそむけず現実を見学する事が城見学!
 
◆一般者
岐阜県大垣市上石津町の樫原城を見学して
来ました。探訪はとても楽しかったです!
 
▼樫原城の はるか西に存在する一文字土塁写真
▲雪は時に親切真心を以て城の遺構を教えてくれる!
 冬の寒気は観光行楽には不向きだが城郭遺構を真剣
 に城郭遺跡を学ぼうとす向学に峻烈厳然と教示する!
 城郭遺構とは歴然たる歴史の生き証人とも言えます!
 
◆長谷川
私にとり真の「城の先生」は城自体や自然なのです!
現実や自然は厳然とした態度で城郭遺跡を示唆する。
私の城郭の城郭の師匠「先生」は人でなく現場の城!
 
◆対談者
そうそう一文字土塁が凄く魅力的な城です。
目の覚めるよう一文字土塁の堀が素晴しい!
 
◆反論者
あれ?無かったですよ!?だって城の看板にも
一文字土塁を書いてません何かの間違ですよ?
 
◆女性様
樫原城に到着して早速堀切を見学して即刻
一文字土塁と堀切を見学しに行きましたわ。
 
◆一般者
何故?城に到着し即刻一文字土塁が解った?
城址案内看板図にその土塁は掲載してない?
 
◆対談者
城郭基礎から初心から学んだ人なら絶対解る!
自分自身の人間観察や自己心理観察をする事!
貴方の性格や城址見学への取り組み姿勢です!
 
Aタイプ 探訪型
物真似 模倣型 まねし
ステレオタイプ。カタログ型タイプ。形式論者
ブログ紹介された城だけ見学する。
現地の看板の範囲だけを見学する。
案内書に紹介された城だけを見る。
人や先生の解説を丸暗記模倣する。
城の先生は有名な先生と解釈尊崇。
 
Bタイプ 見学型 気づき 発見型
思慮型 考察型 自ら かんがえる タイプ
観察タイプ 城を自ら観察し考察するタイプ。
城を観察し社会も冷静に観察している思慮型。
城の先生は現地の城郭遺構こそが先生と冷静。
自ら城跡発見できる地理と遺跡観察力を保持。
 
◆探訪者
長谷川先生、私を城郭探訪に是非誘って下さい!
先生の図面は非常に優れている事は半世紀前から
折り紙や太鼓判が押されて滋賀の城郭老舗本舗と
言われています。是非とも私自身を誘い下さい!
 
◆忠告者
長谷川先生その様な人に気をつけて下さい!相手
にしないで事です。その人は甘言や御世辞を言っ
て先生にスリより図面を盗みに来ている他会の人
その証拠に私達が見学会を開催する時には参加人
名簿を無断で撮影して個人情報搾取する人です!
先生の見学会に参加されて中世城郭の見学の仕方
をキチント初心に帰って勉強された方は樫原城に
来てもできうるかぎり城郭遺跡を見学されている。
 
城に行きたい人と
城を勉強したい人
 
この両者は根本的に主旨や目的が異なる別分野
の人です。私は城郭遺跡を見学する気のある人
に好感や、向学心や、学究の徒として尊敬する。
第一「城郭遺跡を見たい人」日本に存在しない!
城跡を訪れたい人は日本に多数存在するのだか?
 
◆長谷川
一文字土塁が即刻ある事に気付く人は探訪者か
ら城郭遺跡見学者へ進化した人。チヤント城の
基本から学び、深さへと向った初心者の方です。
今回樫原城本体の解説は立体鳥瞰図のみとしま
す。何故ならこの城本当に高度な縄張を駆使し
ており、投稿の紙幅がなくなるほど解説が多数
必要。この樫原城は伊勢、伊賀、甲賀に分布す
る典型的な集落背後の段丘上に築城される中世
土豪城館跡の形式に属するものでしよう。また
部分的に羽柴秀吉独特の縄張も一部認められる。
 
『上石津町資料』には
時・多良に中世末期、三輪三人衆(豊前・佐渡・筑後)
と称する三氏の在地領主が存在した事が記録され
ますが樫原城や城の平城は在地土豪の城館遺跡で
伊勢、伊賀、甲賀に分布する様式の城館ですよ。
 
『樫原城案内板』には
三輪佐渡が樫原に住んでいたと記されています。
また羽柴秀吉が長嶋一向一揆攻めのおりに樫原
に逗留したと伝説が記されております。伝説!
 
羽柴秀吉軍の鈴鹿山系山越えの記録「賤ヶ岳合戦」
天正十一年(1583)正月二十三日、秀吉は近江
安土城を出発し総勢七万五千とも十万とも言 
われる軍兵を三手に分け、一手を時多良口
(五僧峠越)、一手を君ケ畑口(治田峠越)、
そ して自らは三万五千を率いて安楽越
えに進軍 したとされる。秀次は鳥居本
から大君ヶ畑峠を越えて伊勢国に入リした。
羽柴秀吉は鈴鹿山脈超を熟知していた人物。
 
 
 
◆対談者
そう!城址を解って見学している人とただ紹介
の場所の看板の図だけ見てる人が典型的探訪者
 
城に行きたい人=探訪=〇〇探訪会の人
城を見学したい人=城郭遺跡見学者=城見学会
 
◆長谷川
さて樫原城の別郭を田畑さんと見学しました。
◆長谷川
▼削平部の写真は以下の写真を見て下さい。出丸と表現
 削平部の背後には犬走や切岸「人工的斜面」も見える。
◆反論者
1一文字土塁もウソだ!
2樫原城別郭もウソだ!
 
◆対談者
ウソだ!ウソだ!と連呼する貴方の心の中は?
しかし科学的物理的なSC立体図は本当に正直!
 
1一文字土塁も本当です。
2樫原城別郭も本当です。
 
▼一文字土塁
◆対談者
城郭探訪とは指定された範囲だけ見る心です。
1日2城探訪しよと気が焦るから、一城を不完全
燃焼で見落としてします。城郭一期一会とは?
可能な限り城郭遺跡を見学しょうとする心です!
城郭見学は嘘やイッワリなき現実を見る心です!
城郭の先生は人間じゃなくて城跡自体こそ先生!
 
◆長谷川
 ここで冷静に反省すべき社会的な配慮が存在
致します。城址は個人様の私有地です。城とは
要害地形つまり急斜面滑落の危険の多い場所で
もあります。極めて危険な急傾斜地を一般の人
に紹介すれば良いとは必ずしも現代社会の観点
から最良とは言えません。一般の方の集団心理
は城址の危険や毒蛇や毒虫の用心や注意を怠る
傾向にあり安易に城址を楽しむ事は危険な事で
あると言えます。城址見学の難しさ沼が潜んで
おります。城址は侵入する人間を害する目的で
人工的に作られた危険な要害である事を忘れず!
 
◆質問者
あのう~この樫原城に秀吉の軍隊が長嶋一向一揆
を攻めた時に一時的に布陣した可能性はあります?
 
 
◆長谷川
羽柴秀吉の樫原布陣を軽率軽々に述べる訳には参
りません。ただ城外にも土塁遺構は存在します。
秀吉が天正11年長浜市文室山に視察に訪れた事
は記録にはみえまた文室山にも土塁線が存在し
ていました。臨戦陣地の研究は今後課題です。
ひと事言わせてもらいますと信号踏切を充分
確認する人は交通安全に配慮しています。土塁
を全く見る気がない人は初心者ではありません。
私の言う初心者様とは見る気が備わっている人。
土塁は鉄砲戦が発生すると必須防戦施設と言う
事になります。土塁を最初から見る意志の無い
人に現地遺構土塁を解説しても、馬の耳に念仏!
私は城郭イヤミではなく初心や基本を述べてる!
そういう意味で私は初心者様を探しております!
 
▼文室山山中の土塁「賤ヶ岳合戦の遺構」
 
▼文室山山中の土塁「賤ヶ岳合戦の遺構」
 

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4 コメント

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Unknown (哲学家)
2022-02-27 16:42:53
城郭遺跡を行楽の場として捉えておられる訳ではなくあえて残雪残る鈴鹿山系の城郭遺跡を学ばんとする強固な学究家としての意志や一種の「城郭道」ともいえる求道としての哲学的精神的側面をも投稿からは見出す事が出来て感激と感動を私は感じました。濁りなき城郭遺跡への素朴で清冽な希求を感じます。願わくば清冽な精神の持ち主の学徒が長谷川先生のもとに集合される事を祈念致します。(追記)学徒とは青少年とは限りません例え老いても学ぼうとする人の魂、これすなわち学徒、学びの道の過程にある人であると思います。
Unknown (長谷川博美)
2022-02-27 17:08:36
哲学者様、思慮深いコメントを賜り過分の事に感じます。応援コメントに対して心より感謝御礼を申し上げます。
Unknown (Unknown)
2022-02-28 10:30:21
残雪により堀跡をまた城址を勉強しようとされる城郭に対して真剣な態度や姿勢を知り城址に対する真面目さを感じます。
Unknown (長谷川博美)
2022-02-28 12:31:51
冷静で真面目な声援コメントを賜り心より感謝致します。

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