伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

影の犠牲の上で私達は

2008-05-26 19:29:51 | Weblog

昨日、NHK特集の「北極大変動」を見ま
した。ここ数年間で、数万年間を費やして
形成された氷河や氷山が予測を上回る
凄い速度で溶け出していました。 
その速度は、20年前の科学者の予測を
根底から覆すものでした。
現在の一番の被害者は、動物達でした。
その中でも白熊は、氷が無ければ狩が出来ないそうです。
水中ではアザラシの泳ぐスピードには敵わないので、氷上に
居る時を狙うしかありません。その氷が、細切れの断片に
成ってしまっていました。 白熊達は共食いをするか、鯨や
他の動物の死骸が流れ着くのを待つしか無いそうです。

若い白熊が、罪の無い顔をして餓死している姿が映しだされ
ていました。 別の場面では、調査隊が二匹の子熊を連れた
母親白熊を麻酔で眠らせて、首に発信機を取り付けていま
した。この作業の最中、つぶらな瞳をした子熊が母親の御腹
の上に並んで寄り掛かり、おとなしくしていました。
発信機を取り付けて数ヵ月後、レーダーは地図上を全く動か
無くなっていました。恐らく親子共々、餓死したとの事でした。

TVでは人間社会が排出する二酸化炭素が地球温暖化を起
こし、氷が溶ける一番の原因としていました。 
また、今までの万年氷山に覆われた北極の超低温環境が
海流に影響して循環を起こし、二酸化炭素を大量に海中へ
取り込み消化する地球規模の大きな働きをしていたそう
です。
低温地帯が、その様な重要な働きをしていたとは知りません
でした。 CO2の消化は、森林だけでは無く、氷の世界でも
されていた様です。 この重要な働きが
温暖化の為に壊れ、
余計に二酸化炭素の増加に拍車が掛かる悪循環が始まって
いるそうです。

今日も私は、自動車に乗りました。
こうしなければ、私が生きて行けません。
小熊達の事を考えると、せめて、感謝して生きて行かないと
申し訳が立ちません。 不平不満に囚われている時代が
終わろうとしています。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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コメント (96)
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