伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

伊勢~熊野、天河へ 6

2009-11-30 10:41:02 | Weblog
瀧原宮を後にしてから、国道42号線をひたすら走り続けました。信号が少なく、標高の高い場所では左手に太平洋を見渡すことが出来て快適でした。熊野市に近づくに連れて、海岸線に平行して走行していますと、荒波で荷崩れを起こして座礁した大型フェリーの横たわる姿が見えました。対応しているレッカー船舶の大きさが小さく見え、これでは微動だにしないねと見ていました。寝そべるクジラに群がる小船の様でした。
今回の参拝の前に発生した海難事故でした。しかも熊(=神。古来よりクマは古語で神を意味します。野沖において・・・。座礁はしたけれども、乗員の全員が無事だった事に「落ち」を感じて現場前を走り去りました。
最初に到着したのが熊野速玉大社でした。
ここは、街中に在る観光地と化していました。神社の由緒書きを見ますと、祭神の本体は近所に存在します神倉(かみくら)神社の巨石の磐座(いわくら、神気が降りる巨石)である「ごとびき岩」だと明記されていました。
朱色に飾られた速玉大社本殿に、私たちが生かされている感謝を捧げ、「ごとびき岩」へと向かいました。

危険な500段以上のガタガタの石段を登った先に御神体としての「ごとびき岩」が在りました。
ここは古事記にも登場している場所であり、神武天皇も磐座から今の新宮市を一望したとのことです。やはり、古い磁気を感じ取りました。神武遠征どころか、縄文人のような人々が祭祀を行なう風景を感じ取りました。
2つの家ほどの巨石は、おおきな二匹のヒキガエルが重なり、交尾の産み出す神事を行なっている様に感じました。その折り重なる巨石の間を見たく思い、家族の心配を無視して駆け上りました。
私が予想した通りに、カエルの卵を象徴する様な丸い小石が、2つの巨石の結合部の真下に、人為的に敷き詰められていました。太古から「産み」に関しては、人口が少なかった為に最も神に祈るべき重要事だった様です。

500段の急な階段は、下りる時が大変でした。最大傾斜は70度を超える様な感じであり、手すりも綱も在りません。もしコケれば、大怪我では済まないかも知れません。足腰の悪い人は、行かない方が良い場所でした。
驚いた事は、近くの中学生が部活のランニングを階段で繰り返していました。あの急な階段を駆け足で降りる様は、小天狗の様でした。
次は、那智の大滝へと行きました。    (続く)

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コメント (523)
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